スティーヴ・ヴァイ、オジーとの幻のアルバムに関し釈明「混乱を招き申し訳ない」

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(C) Larry DiMarzio

最近、90年代にオジー・オズボーンとアルバムを制作していたと明かしたスティーヴ・ヴァイが、自身の発言が誤解を招いたと、その背景について釈明した。

◆スティーヴ・ヴァイ画像

ヴァイは今週初め公開された『eonmusic』のインタビューで、「90年代に行われたオジーとのコラボレーションはどんな感じだったか?」との質問に「僕はオジーのアルバムを押さえつけているとこだよ」「レコーディングしたものの、お蔵入りしたプロジェクトだ。当然、僕にはどうにもできないし、権利もない。でも僕ら、かなり良いものをレコーディングしたんだ」などと発言していた

これが話題になると、彼は木曜日(2月23日)、以下のような声明をFacebookに掲載した。「最近のインタビューで、僕が“オジーのアルバムを押さえつけている”とうっかり口にし、クリックベイトな見出しが拡散した。はっきりさせておきたい。オジーと僕は1996年頃に集まり、彼がすでに半分レコーディングしていたアルバムのために、さらなる曲ができないか、試してみた。そのアルバムは後に『Ozzmosis』としてリリースされた。僕らは数曲のデモを制作し、その上、僕が彼にチェックしてもらおうと作った曲が山ほどあった。最終的に、彼はそのアルバムのために1曲を選んだ。それが“My Little Man”だ。同曲は彼のバンドと共に再レコーディングされ、素晴らしいものになった。これらのセッションで制作された他のデモでは、もう一つにオジーのスクラッチ・ヴォーカルが入っているだけだ。僕は全てのマスター・デモ・テープをレコード会社に差し出し、個人で作った曲のセイフティ・テープを自分で保管してた。要するに、アルバム1枚分の音楽はあった(ある)が、それらの曲は再レコーディングする必要がある。デモは、でこぼこなロード・マップで、ゴールではない」

ヴァイも、オジー・ファンの多くと同じように、どこかにオジーの隠されたアルバムがあれば嬉しいと思っているが、「それは、これらのセッションからではない」とし、「混乱を招いてしまい申し訳ない」と謝罪している。


Ako Suzuki
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