スティーヴ・ヴァイ、90年代にオジー・オズボーンとアルバムを制作もお蔵入り

ポスト
(C) Larry DiMarzio

スティーヴ・ヴァイは、90年代半ばにオジー・オズボーンとアルバムを制作していたそうだ。興味深いサウンドだが、残念ながら、お蔵入りのままになっているという。

◆スティーヴ・ヴァイ画像

ヴァイは『eonmusic』のインタビューで、「90年代に行われたオジーとのコラボレーションはどんな感じだったか?」と問われると、「僕はオジーのアルバムを押さえつけているとこだよ」と明かした。「レコーディングしたものの、お蔵入りしたプロジェクトだ。当然、僕にはどうにもできないし、権利もない。でも僕ら、かなり良いものをレコーディングしたんだ。ギターの観点からすれば、僕のリズム・ギターのパートが興味深いよ。僕はOctave Divider(ギター・エフェクト)を使っていて、他とは違うサウンドが録音されている」

ヴァイは1995年にリリースされたオジーの7枚目のソロ・アルバム『Ozzmosis』の制作に参加。結局、完成したアルバムでは、1曲(「My Little Man」)に共作者としてクレジットされたのみだったが、ヴァイいわく、そのとき「オジーと僕は大いに楽しみ、夢中になった。それで、たくさんの曲をレコーディングし、“新しいアルバムを作ろう!”って計画を立て始めたんだ」という。

レコーディングしたものの中には「本当にヘヴィな曲がある」そうだ。「僕は全てにOctave Dividerを使ったからね。意識的に努力したんだよ。僕は、“オジーはこれまで素晴らしいギタリストたちとプレイしてきた。僕はどうすべきか?”って考えたんだ。型にはまるつもりはなかった。それで、全てに、リズムってことだけど、Octave Dividerを使おうって思ったんだ」

ヴァイは1月にニュー・アルバム『Vai/Gash』をリリース。その中の楽曲「Danger Zone」はもともと、オジーとの幻のアルバムに収録されるはずだったという。


Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報