オジー・オズボーン、ツアーからの引退を表明「こんな形で終わるとは想像もしていなかった」

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Photo by Ross Halfin

この数年、健康上の問題に悩まされてきたオジー・オズボーンが、ツアー活動から引退することを表明した。

◆オジー・オズボーン画像

2019年1月から延期し続けてきたヨーロッパ・ツアーを今年5月から開催予定だったオジーだが、水曜日(2月1日)、「こんな形で自分のツアー活動を終えるとは想像もしていなかった」との声明を出した。

「これは多分、これまで俺が忠実なファンたちに伝えねばならなかった中で最も過酷なことの一つだ。君らみんなが知っているだろうが、4年前の今月、俺は大きな事故に遭い、脊椎を損傷した。

以来、俺の唯一の目標は、ステージに復帰することだった。歌声に問題はない。だが、3回の手術、幹細胞治療、果てしない理学療法セッション、ごく最近の革新的なサイバニクス(HAL)治療を受けても、俺の身体はまだ脆弱だ。

君らがこの間ずっと、辛抱強くチケットを手放さずにいてくれたことに、俺は本当に畏れ多く思っている。でも良心に従うと、この先のヨーロッパ/UKツアーは身体的に可能ではないと実感するに至った。それに必須な移動に対応することができないであろうことはわかっている。これは信じてくれ。俺はファンたちをガッカリさせることに、君らが思う以上に、本当にぶちのめされている。

自分のツアーの日々がこんな形で終わるとは全く想像していなかった。俺のチームはいま、俺が街から街、国から国へ移動することなくパフォーマンスできないか、思案している。

家族…バンド…クルー…長年の友人たち、(*共にツアーを開催するはずだった)ジューダス・プリースト、そしてもちろん、ファンたちへ、絶えることのない献身、忠誠、支援、その上、手に入れられるとは夢にも思っていなかった人生を俺に与えてくれたことに感謝したい。

君らみんなのことを、愛している…」

オジーは2018年4月、ラスト・ツアーだと宣言した<No More Tours II>をスタート。北米、南米、イスラエル、ヨーロッパを周った後、2019年始めに自宅で転倒したため、中断した。

2022年夏、短時間ではあるがライヴ・パフォーマンスを再開したものの、12月には「頭のほうは大丈夫だ、創造力もいい。歌もいい。でも、まともに歩けない」と話していた。



Ako Suzuki
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