【俺の楽器・私の愛機】1182「ありがとう、いい薬です」
【Epiphone EB-3】(温泉のある街 単3饅頭 23歳)
673番以来2回目の投稿となります。
大学入学後真っ先に軽音楽部に入部。ジャズベプレベ(タイプ)ばかりの周囲のヒト達を見て「他人と違う楽器持ちたい病」を発症、その年の夏休みにバイト代を使って東京で楽器屋巡りを敢行。そこで出逢ったのがコレだった。
ギターみたいな小柄ボディ、その中央にどっしりと構えるワイドレンジハム。暗めのかっこいいチェリー色とローズ指板。「これこそ私の病を治す特効薬」と直感し迷いなく購入(¥9万弱)。数日後アンプに繋いで音出しをしてみたのだが、これが予想以上の劇薬であった。
つまるところ「掘り出し物」であった訳である。ピックアップの出力の関係なのか、はたまた2V2Tで音作りの幅が広いからか、ロックもバラードもジャズ系インストも大体アンプ直で何でもこなす万能ベースと判明。たちまち主力ベースの座に登り詰め、「どこで何を演るにしても、コレさえあれば」という程の強い依存性があった。
また見た目の面でもその劇薬ぶりを遺憾無く発揮してくれた。ある時対バンした他大学のバンドから「次のライブの時に貸してくれない?」と聞かれたこともあった(私にとっても片時も手放したくない品なので丁重にお断りしたが)。
大学3年次に某ウィルスが猛威を振い始め、軽音楽部の活動はほぼ停止状態になってしまったが、その頃の私は趣味のDTM活動を本格化させ、隣には勿論このベースが何時でもスタンバイしていた。
「ヘッド落ちが酷い」という副作用にも悩まされたものの、そんなこんなで私の大学生活の傍らに常に在り続けてくれた「精神的支柱」である。
ちなみに「他人と違う楽器持ちたい病」なのだが、その後4年生になり卒論も就活も落ち着いた所で再発。さらに「ベース沢山欲しい病」も併発してしまい、再びDマートの画面と睨めッこの日々が始まった。大学を卒業し社会人になった今も治癒には至っていない。
.....もしかしたら、治療なんてしない方がいいのかもしれない。
◆ ◆ ◆
SGベース、いいですね。ダークでブリブリと血を這いうなるサウンドが聞こえるようです。太田胃散よろしく「ありがとう、いい薬です」と言っていますけど、愛用ベースの効能は「他人と違う楽器持ちたい病」に対してだけなんですね。23歳にして重篤のようで将来有望です。併発している「ベース沢山欲しい病」には無効のようなので、そりゃもうたくさんのベースを手にして、とっとと治さないと。どちらの疾病にも特効薬として効きそうなアトランシアあたりはどう?(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
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