【インタビュー】おちび、17LIVEで育んだ夢への可能性「遅い早いは関係ないと思ってます」

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■遅咲きは遅咲きなんですけどね。
■でも来年にはコンサートもやりたいと思ってて。
■遅い早いは関係ないと思ってます。


──おちびさんの配信は歌オンリーですか?

おちび:ずっと歌ってます。配信の9割は歌だから、喉は強いと思います。だいたい喉のために休憩を入れてトークをしたりするんですけど、私は最初から最後まで歌ってます。歌を好きな人からしたら、そこがいいのかなと思いますね。家事をしたり車を運転しながらBGMとして私の配信を聴いてくださるので。夜寝るときのBGMに使ってる人も多いので、寝落ちする方がめちゃめちゃ多いですよね。

──それでおちびさんはOKなのですか?

おちび:全然OKです。だって、私の歌聴きながら寝てくれるって幸せじゃないですか。嬉しいです。

──ライブ配信する時間帯も、ずっと深夜から朝までのスタイルで?

おちび:はい。小分けに配信するよりも、まとめてやったほうがスコアも高いし、おすすめとか注目に取り上げてもらえる確率が高くなるんで、初見さんがたくさん来てくれるんですよ。

──なるほど。歌以外にバリエーションを増やそうかと考えたことは?

おちび:たまに、リスナーさんにもいわれるんですよ。「雑談の日とか作ればいいのに。そういうのを求めてるリスナーさんもいると思うよ」って。たまに企画でグルコ(Group Call=17LIVEが提供する同時に複数人数が接続できるライブ配信機能)したりはしますけど。やっぱりね、歌が好きな人たちが集まってる枠なのでリクエストが入っちゃうんですよ。雑談してても「これ歌って」ってなるんで。

──それだけリスナーさんが歌を求めてくれているというのは。

おちび:めちゃめちゃ嬉しいです。

──ですよね。リクエストされて歌えない曲とかはどうするんですか?

おちび:私、リクエスト曲はいま130曲超えてるんですよ。溜まりまくってて。リクエストされて歌えない曲は、自分のリクエスト曲というフォルダーに入れて。最近一番リクエストが多い曲からDLして曲を覚ええていくんです。ウチはリスナーさんもいってくるんですよ。「“〇〇”、もう歌えるようになった?」って。

──プレッシャーかけてくる訳ですね。

おちび:ええ。ウチはみんなグイグイくるんで(笑)。まだ憶えていなかったら、私も忙しいのよって思いつつ「ごめん。もうちょい時間ちょうだい」って素直にいいます。でも、これは”歌ライバーさんあるある”だと思うので、みなさん感じてると思います。いろいろリクエストがきて、急かされるというのは全然ありますね。

──でも負けず嫌いだからおちびさんは頑張って覚えるんですよね。

おちび:ええ。自分が歌えないのが悔しくて。

──配信をやるようになって、おちびさんの聴く音楽ジャンルに変化はありましたか。

おちび:聴く音楽ジャンルが増えました! 歌えるようになった曲のジャンルも広がりました。年齢層が高いリスナーさんが多いので、中森明菜とか松田聖子とか。普段自分がカラオケで歌わないような曲も覚えて歌えるようになったし。

──そうやって知らなった曲を歌えるようになるまで頑張るのも楽しいですか。

おちび:楽しいです。新しく憶えた曲は毎日歌いがち。「私これ歌えるようになったから!」ってモードになっちゃうんですよね(笑)。

──なるほど。あと、配信前に身なりを整える以外にルーティーンでやってらっしゃることはありますか?

おちび:喉が開くまでに時間がかかるので、声出しは配信の前にやってます。忙しくてできない日もあるんですけど。そういうときは思うように歌えなくて気分がのらなかったりするから、配信をポチッとつける前に準備運動の声出しをしてます。

──配信をやるようになって、人生は変わりました?

おちび:変わりました。もちろん収入も変わりましたし。倍どころの話じゃないんですよ。そうなると、自分の行動範囲も広がるんです。どこでも行けるし、お金がないからできないというところがクリアになるので、そこは大きく変わりますよね。だから、私はオリジナル曲が何曲かあるんですけど。その楽曲制作も、無料ではないんで。

──楽曲制作ってタダではないんですね。

おちび:そうです、そうです。1曲幾らという金額が決まったら、それを自腹で払うんです。だから、お金があると、自分の楽曲制作に惜しみなく使えるんですよ。わたしは元々物欲、ブランド物とかに興味がないから、音楽にお金を使っていて。それで、また配信も頑張ろうって思えるんですよね。いま新しいマイクが欲しくて。これがまた超高いんですよ。

──20万ぐらいするやつですか?

おちび:(小声で)80万ぐらいするんです。

──ええーっ。

おちび:でも、それはレコーディングでも使えるマイクなので。それを目標にいま頑張ってます。それと、MVの撮影もしました。「ちっぽけな君の歌」という1stシングルの曲がありまして。そのMVを初めて江ノ島で撮りまして。

──これも自腹?

おちび:もちろん! 私は事務所に入っていないので、自分で全部やってます。ライブ配信で出会ったつながりで。私、全部そうなんですよ。MVも楽曲制作も、全部自分でいろんな枠を回っていって、「この人は楽曲提供してるみたいだよ」って聞いたらそこに自分で足を運んで関係性をまず作って。そこからのつながりで「曲を書いて欲しいんですけど」というお話をします。

──「MV撮るなら知り合いにこういう人いるから紹介してあげるよ」みたいな感じで?

おちび:そうです。ライブ配信はすべて人間関係なんで。

──いま名言が出ましたね。ライブ配信は人間関係である、と。

おちび:ええ。私は人徳も必要だと思っています。もちろん歌や話が上手いとかもありますけど、やっぱり人対人なんで。だから、ライブ配信って配信するだけですけど、いろんな人がいるので結構大変なんです。これが自分ではいいと思っても、あるリスナーさんからはいいと思われなくて、それで叩かれたりする場合も全然あるし。

──そうなんですか?

おちび:例えば、私がずっと新人の頃から出たかった17LIVEの定期イベントで<トップライバーの星を掴め!>というのがあるんですけど。これは、レベル51〜70のライバーさん限定のイベントで、私はそのエントリー前日に爆投げをされてしまって規定のレベルを超えちゃって、出られなくなったことがあるんですよ。それで落ち込んでたら、いまのリスナーさんたちが助けてくれて、一緒にいてくれて、「また一緒にイベント頑張ろう」と励ましてくれて。やっぱり“人”なんですよね。本気で守ってくれるし、助けてくれるし、応援してくれる。そういうところで、日々リスナーさんと重ねていく思い出が絆になっていくんです。それぐらい深い関係なんですよ。ライバーとリスナーさんって。

──めちゃくちゃ熱い関係じゃないですか!

おちび:ええ。だから、私は応援してくれているファミリーを愛してますから。この先、コンサートをやりました、デビューしましたとなっても、私はこの17LIVEが原点だと思ってるんで、ライブ配信はやめたくない。離れなきゃいけなくなったとしても、いまのファミリーであるリスナーさんのことは一生大事にしていく。私を変えてくれた原動力、支えですから。最初は歌えるだけでよかったんです。楽しく歌えて、誰かにそれを聞いてもらえて、それがちょっとしたお小遣いにもなってみんなとワイワイできる、なにこれ楽しいって。最初はそれでよかったんですけど、いろんなイベントを経験することによって、どんどん可能性が広がっていくんですよ。次は自分の曲が欲しい、次は自分のMVが欲しい、次は自分だけのコンサートをしたい、アーティストとして活動したいって。私は最初、ど素人から始まってるから自分のことを“アーティスト”といえなかったんですよ。ただの美容師経験者で、”ただの歌うたい”ですっていってたんです。人の曲を歌ってるだけでしたから、アーティストとはいえなかった。「プロのシンガーさんですか?」とコメントとかで聞かれても、いまだったら「楽曲も自分でリリースしてますのでプロといえますかね」と答えられますけど、昔は「いえ。全然素人です」といってました。

──それがこの2年間で激変。

おちび:自分の曲もどんどん増えてきて。このあと長野にレコーディングに行くんですけど。そこでレコーディングする曲には、初めて自分で歌詞を書いた曲もあるので、また一歩前進できたかなと思ってます。

──いま、人生の変動期なんですね。

おちび:でも、遅咲きは遅咲きなんですけどね。今年もう31歳になるので、若い頃から音楽をやってる人たち、配信をやってる人たちからしたら「大丈夫そんな歳で」って思われるのは間違いないと思うし、私もそう思うんですけど。でもやっぱり、こうやってイベントで投票1位になれたし、来年にはコンサートもやりたいと思ってて。だから、遅い早いは関係ないと思ってます。これから配信に挑戦する人、いまは楽しいだけで配信してる人も「ここからもしかしたらモデルになれるかもしれない」とか「もしかしたらテレビに出れるかもしれない」とか、そういう夢を持って全然いいと思う。「私なんかが…」って思ってるライバーさんって多いと思うんですけど。

──この17LIVEのなかで人と繋がっていけば、そこにはいろんな自分の夢を叶える出会いが。

おちび:めちゃめちゃあるんです。自分が思ってた夢はモデルだったけど、配信やってたら「歌がうまい」ってコメントでどんどいわれて歌ライバーに転身しちゃった人もいるし、いろんな夢を叶える出会いがたくさんある。私自身、ここで人と出会ったことで視野が広がったし、考え方も変わって、いまは誰かの希望になれたらという想いもあるので。


──その希望を背負って、来年はワンマンライブをやるという夢を叶えに行くんですものね?

おちび:挑戦したいと思ってます。こうやって自分がちょっとづつでも夢に向かって進んでいける可能性がある場所。それが、17LIVEの魅力だと思います。

取材・文◎東條祥恵

◆おちび 写真
◆17LIVE<MUSIC WAVE〜Reborn〜>ライブレポート

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アプリ名 :17LIVE - ライブ配信 アプリ
アプリ本体:無料
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対応端末 : iPhone/Android版
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