【俺の楽器・私の愛機】1144「「傷」を育みたい一本」
【バーニー】(東京都 kaneko-M 24歳)
2000年代のBurnyRLG-55。いわゆるエントリーモデルのギターでレフティモデルとなっています。スリムネックだから弾きやすく、いかにも日本人向けのレスポールです。中古で手に入れた時は順反りが酷く、固着したトラスロッドを回すには一苦労...。また(写真では分かりにくいですが)ヘッドの角が欠けており木目がチラッと見えてます。
でもアンプに通せば乾いた音でチープさは無く、中音域もしっかり出てくれる名機。虎目が見え隠れするプレーントップも味があり、前オーナーによって育まれた傷も今となってはアクセントに感じます。
最近はその傷を「ビンテージ風」に活かしたい欲が出てしまい、暇さえあればネットサーフィン、また楽器屋を行ったり来たりしていました。結局ペグやブリッジ類はゴドーのエイジド加工品を装着。ピックガードも同じくMontreuxのエイジド品。ピックアップカバーはメッキ無しで同社の物に交換。ノブもハットノブに変更。コンデンサーにも手を加えレンジの幅が広いビンテージMicamold Waxに交換。ネックの細さと雰囲気から本家ギブソンの60年製レスポールの様に変身しました。
これからも大切に弾きつつ前オーナーが育んだ傷と肩を並べるように自分が弾いた跡を残していきたいです。そしてもし誰かの手に渡った時、それが味となっていたら嬉しいです。(※もちろん今の所売る気はないですよ笑)
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ギターへの味付けとその嗜好性…24歳とは思えない円熟味が出ていますな。前回紹介いただいたジャガーも魅力的だったけど、このレスポール・タイプもいい面構え。フレットがピッカピカなところに愛情ときめ細かいメンテの様子が伺えて、なんだか嬉しくなります。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
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