【俺の楽器・私の愛機】1093「335が欲しかった」
【Gibson FIREBRAND 335-S STANDARD】(広島県広島市 Shiino 43歳)
大学に入ってからギターを始めた遅咲きの私。
音楽はもともと好きでしたが、ギター自体に興味を持ったのは、高校のクラスメイトが学校に持ってきていたエピフォンのセミアコが原因でした(当時はオアシスが一大ブームでした)。セミアコの形に恋をした私は大学入学と同時に韓国製のシェラトンIIを手に入れ、ビックアップを交換したり一通り遊び倒したあたりで盗難の憂き目をみます。ずっと335が欲しかったのですが、名前だけ似てるこのギターを手に入れ、ムスタングに出会うまでメインギターでした。
このギター、木材のことをよく知らなかったためハワイアンコアだと思いこんで購入しました(笑)。ブランドロゴが彫り込まれていたり、結構塗装が剥げていたりしていますが、8万円くらいだったので今となっては良い買い物だったなと思います。
塗装の剥げを隠すためにピックガードを自作したり、フロントをトムホームズに、リアをダンカンに替えたりしつつ、気がついたら20年以上の月日が経っていました。
裏側にエアロスミスのステッカー、表側に槇原敬之のステッカー。このチグハグな感じが恥ずかしくもありつつ、自分らしいなと思う今日このごろ。ちなみに、このギターは私とほぼ同い年なので、これからも一緒に歳を重ねていきます。
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名前は似ているのに実際は似ても似つかないという335と335-S。名前が似ているという理由で手にした事自体が、独自路線爆走をヨカンさせた気がします。FIREBRANDの大元となるザ・レスポールやザ・SG自体が当時ほとんど支持されなかったモデルでしたから、335-Sのレア度は更に爆上げ。音楽表現にアイデンティティってとても大事だから、気付けば愛機が超個性的だったなんてギタリスト共通の憧れなんじゃないかな。「裏側にエアロスミスのステッカー、表側に槇原敬之のステッカー」の一文で、学生時代の90分カセットテープを思い出した。A面がDIO、B面が松田聖子で、友人にさんざんいじられたっけ。(JMN統括編集長 烏丸)
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(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
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