MR. BIG、2023年に公演の開催を検討

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2018年2月にパット・トーピー(Dr)を喪い、この4年間活動を休止していたMR. BIGだが、ベーシストのビリー・シーンによると、2023年に公演を開催できないか、前向きに検討しているところだという。

◆ビリー・シーン動画

「Dr. Music」とのインタビューで、この先のプランについて問われたシーンは「来年どこかの時点で、MR. BIG(の公演)をやるかもしれない。まだわからないけどね。多分」と答えた。

トーピーが2014年にパーキンソン病を患っていることを公表してから、マット・スターが様々な場で彼の代理を務めてきたが、新たなドラマーはすでに見つかったのかとの質問に、シーンはこう話している。「僕ら、何人かに目星をつけている。マット・スターとの演奏は楽しかった。彼は本当に素晴らしかった。でも、僕らにはより高い声の持ち主が必要なんだ。マットは素晴らしいシンガーだが、パット・トーピーと同じ声域ではない。本来のとおりやるためには、それが必要となる。その点がちょっと難しいんだ。選択肢が狭まる。でも、候補になるであろう人が何人かいる。まだ、わからないけどね」

「パットが亡くなった後、彼なしでいくつか公演をやってみて……、マット・スターは素晴らしい仕事をしてくれた。でも、パットではなかった。パットはそこにいなかった。だから、数年、その場から離れる時間を持てて良かったと僕は思ってる。でも、多くの人たちが年中このバンドのことを話題に挙げ、また観たがっている。僕らは彼らのためにもプレイしたいんだ。どうなるだろうね。現時点、確かなことは何も決まっていない。でも、僕らは確実に前向きに検討している」

シーンは2019年の時点では、「(この先の)プランはない。僕ら、いくつか公演をやったが、あれはパットがまだ生きていたときに決まっていたものだ。彼を偲ぶようなことになった。でも、彼なくして同じじゃないんだ。批判する気は全くないけど、誰かを失い、誰かがその代わりに加入するっていうバンドに僕はなりたくないんだ」と話していた。

2023年は、新作をリリースするザ・ワイナリー・ドッグスのツアーも計画されている。


Ako Suzuki
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