ロブ・ハルフォード、“ミュージカル・エクセレンス賞”での殿堂入りに「ちょっとムカつく」

ポスト
Photo by Justin Borucki

ジューダス・プリーストは今年、米ロックの殿堂からミュージカル・エクセレンス賞を受賞するが、フロントマンのロブ・ハルフォードはパフォーマー部門での殿堂入りではなかったことに複雑な想いを抱えているという。

◆ジューダス・プリースト画像

彼は『azcentral』のインタビューで、ミュージカル・エクセレンス賞の受賞をどう思うかと問われると、「(笑)本当に知りたいのか?」と答え、こう語った。「なぜ、彼らは俺らに友人たち、例えばブラック・サバスと同じ称号を与えなかったのか? タグに違いがある、だろ?」

「ああ、俺はムカついた。ちょっとムカついたね。最終的にはそれが重要なのか? “重要ではない。俺らはロックの殿堂の一部になるんだ。感謝しなくては。文句言うな”って思う日もあるが、“クソ、なんてミュージカル・エクセレンス賞なんだ?”って思う日もある。すごくもったいぶってるじゃないか。ミュージカル・エクセレンス賞はこれこれを評価して……とかさ。俺は、“そうか、でも俺はあっちのミュージシャンたちの仲間入りをしたい”って思うよ。なんで彼らが俺らにミュージカル・エクセレンス賞を与えるのか、その理由が全くわからない」

「サバスはよくて俺らはダメなのかってちょっと思うよ。サバスに嫉妬しているわけじゃない。タグについて話してるんだ。なんでこんなタグ付けするんだ? なんで、“ウエルカム、あなたはロックの殿堂入りです”って、シンプルにできないのか? 俺らのファンの多くが“なんなんだ?”“おお、彼らは素晴らしいバンドだ。彼らはエクセレントなバンドだ”“でも、ミュージカル・エクセレンス? どうして他の人たちと同じじゃないんだ?”って言ってたよ」

ジューダス・プリーストは2022年度を含めてこれまで3度、ロックの殿堂の候補に挙がっていた。

今年はパット・ベネター、デュラン・デュラン、エミネム、ユーリズミックス、ドリー・パートン、ライオネル・リッチー、カーリー・サイモンが殿堂入りし、ミュージカル・エクセレンス賞はジューダス・プリーストとジミー・ジャム&テリー・ルイスが、アーリー・インフルエンス賞はエリザベス・コットン、ハリー・ベラフォンテが、アーメット・アーティガン賞はAllen Grubman、ジミー・アイオヴィン、シルヴィア・ロビンソンが受賞する。

セレモニーは11月5日にロサンゼルスで開催される。



Ako Suzuki

この記事をポスト

この記事の関連情報