【俺の楽器・私の愛機】961「はじめてのV」

ポスト

【オリジナル・ストラトV】(東京都 せひろ 25歳)


Vを好きになったきっかけは長岡亮介さんが使用されているRS GuitarworksのTEEVEEを見た時で、「Vはメタル系のギター」という自分の中で出来上がっていたイメージを「Vはカッコいいけどポップで可愛い」に塗り替えてくれました。

いつかは同じギターが欲しい、しかし自分にとっては少々手が届きにくいグレードのギター、それにテレキャスターの音を扱うの少し苦手…でもカッコいいなあ…と、長年思っていたのですが、ある日思いつきました。

「自分が完璧に納得できるV、作っちゃえばいいんだ。」

そう思ったのがこのVの誕生のきっかけでした。元々、ギターを買っては売ってを繰り返してしまう性分であり、今回思い切ってオリジナルギターを作成しました。

ボディ以外のパーツは元々所有していたfender new american vintage '56 stratocasterのパーツを引き継ぎました。このギターのネックは今では中々みないソフトVシェイプであり、太めだけどナット幅は少し狭めでがっちり握れるネックです。自分の理想とするネックに最も近い形をしているネックだった為、今回採用しました。

そして肝心のボディですが、ダメ元でオークションサイトを覗いてみたら「ストラトのアッセンブリーが取り付けられるように加工されたVボディ」がたまたま出品されておりました。前のオーナー様はイングウェイモデルを自作しようとしていたらしいです。こんな千載一遇のチャンスは2度とないと思い、サイトにへばりついて落札しました。

材料が集まり、いよいよ組み込みとなりましたが、自分で完璧にセットアップすることは技術的にも環境的にも難しかったため、お世話になっている工房に依頼しました。工房にはビス穴開けや下地仕上げ等のボディ加工、塗装、ピックガード作製、組み込みを依頼しました。そして約三ヶ月の時を経てついに完成したのがこのVです。

拘った点もいくつかあります。まずはボディの色です。このギターのコンセプトは「ポップでロック」。いくつか候補がありとても迷いましたが、薄めのソニックブルーにしました。やり取りを重ね、最終的に仕上がった色を直接この目で見たとき、自分が思い描いていた通りの色になっていたため、とても感動しました。工房様の技術力にとても感謝しております。

ピックガードはミントグリーン。こちらも様々な選択肢がありましたが、迷わずミントグリーンにしました。ホワイトとは違う雰囲気で、ちょっとヴィンテージっぽさが出るのでとても気に入っています。

そしてこのギターの最大の特徴とも言えるピックアップ。思い切ってフロント一発の仕様にしました。元々ストラトを弾いていた時もほぼフロントしか使用しておらず、たまにスイッチに手が当たってピックアップが切り替わっていたこともしばしば。Gibsonのles paul jrのような1VOLUME 1TONEのシンプルで誤魔化しの効かない性能と見た目に美しさを感じていたこともあり、この仕様にしました。

また、ストラップピンの位置はTEEVEEと同じ位置につけてもらいました。本家への憧れもちょこっとこのギターにつぎ込んでます。笑

肝心の音はと言うと、大満足の音でした。自分の好きなストラトの音がちゃんと出てくれています。オークションで落札したボディなこともあり音に関しては賭けでしたが、良い方に転んでくれました。ただ、ボディ材がアッシュで重量が約4.6kgとレスポール並みの重さ、、。所有しているギターの中でも最重量のギターですが、この重さだからこそ出せる音なんだなと思って愛したいと思います。

この投稿をご覧になられている皆様も、世界に一本だけのオリジナルギターを作ってみては如何でしょうか。





   ◆   ◆   ◆

これはキュート。カラーリングもさることながらこのポップさは、ピックガードのエッジ部分の丸みですね。かわいい。でもかっこいい。フロント1発ってのが漢だなあ。ストラトって、バッキングからソロに至るまでメインはリアじゃなくてフロントって人、多いですよね。それだけで十分みたいな。でもせっかくキャビティが空いているんだから、鈴が転がるようなハーフトーンも出せるように、ピックガードの下に隠れPUを仕込んでしまうのはどう?トーンをバランサーとかにしたら使える音が一気に増えて楽しそう。しかし4.6Kgはすごい。でもだからこそのサウンドというのは間違いなーい。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
この記事をポスト

この記事の関連情報