【俺の楽器・私の愛機】891「嫁と同じ生まれ年のレスポール」

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【Gibson レスポールスタンダード 1994】(大阪府 ゆっきー 24歳)


長文失礼します。

久しぶりにギターを弾き始めて4年ほど。ついこの間買ったレスポールスタンダード1994年製です。

ギターなんて、元々は中学生の頃に少し弾いたことがあっただけで、全く上手くなれなかった苦い思い出があるばかり。ところが大人になってから少しお金も使えるようになって、一生出来る趣味が欲しいと言う気持ちが強くなってきた時期があり、久々にギターを手に取ってみました。

どうせやるなら少しいいものを、そして買うのは絶対レスポールと決めていました。今はあまり人気がないのかもしれないけれど、見た目も音も、とにかく一番好みにドンピシャなのがレスポールだったので。

流石に久々に始める趣味で10万以上のギターは買えないので、初めて買ったギターは1998年製の自分の生まれ年のレスポールスタジオ。確か7万もしなかったと思います。

本当は憧れのジミーペイジやゲイリームーアが持っているようなバーストのスタンダードが欲しかったけど、妥協してしまった。その頃からずっと「いつかはレスポールスタンダード!」と言う気持ちがずっとあり、心の中で燻り続けていました。

最近の音楽シーンを見ていたら、自分の好きなジャンルにあまりレスポールを使ってる人が少なくて、シングルコイル系のギターやムスタングなんかに浮気したこともありましたが、今年の3月に久々に弾いた1998レスポールスタジオのトーンに感激して、自分の出したい音はレスポールからしか出ないと改めて実感しました。

そして、その週の週末、テレビの占いで運命の出会いがあるかもとか言ってたその日にある楽器屋の店頭で今回の写真のレスポールスタンダードと出会いました。ネック折れ補修、多数の傷、パーツ交換などなどの理由で破格の値段で売られていて、よく見てみるとまさかの嫁さんの生まれ年の1994年製!!自分の生まれ年のスタジオと並べて飾ってみたいし、ネック折れも気にならない、傷は今までの歴史を感じてむしろかっこいい!!

コレって、運命だ!

と思ってしまい、一度は諦めて帰ったものの、その後、店頭にメールして取り置きしていただき、4年間で集めたエフェクターや機材を売りまくり、なんとか作った現金でついに手に入れることが出来ました。

音も最高で、ただのレスポールスタンダードから出ていいトーンを超えてる!って自分では思ってまして、ボディーの塗装剥げ、クラックもとっても渋くて素敵!潔いプレーントップもむしろ味を感じてしまいます。

おそらく紆余曲折あって僕の元に辿り着いたレスポール。前の持ち主の方はどのような方だったのだろうか、と思いを馳せつつ、毎日弾かせていただいております。色んな意味で本当に運命を感じたので、出来ればずっとこの子をメインギターとして一生ギターライフを楽しめたら幸せだなって思っています。





   ◆   ◆   ◆

楽器ジャンキーの究極魔法呪文「コレって、運命だ!」が出ました。そうです。この呪文は、出したいときに出せばいいんです。しかも実は何回でも出せる。もちろんお小遣いというMPは大量に消費しますけど。傷も塗装ハゲもむしろご褒美、プレーントップもご馳走だという嗜好性、私は全面的に同意です。それがカッコいいのよ。ただ、この投稿、最終的に嫁さんへの愛と永遠を誓うおのろけ話にも聞こえてしまった私はサイコパスでしょうか。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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