ジューダス・プリースト、ロックの殿堂式典で元メンバーたちを歓迎したい
ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードは、ロックの殿堂の式典に元メンバーたちが出席するのは当然のことだと考えており、彼らを歓迎するという。
ジューダス・プリーストは2022年、ミュージカル・エクセレンス・アワードを受賞し、現メンバーのロブ・ハルフォード(Vo)、イアン・ヒル(B)、グレン・ティプトン(G)、スコット・トラヴィス(Dr)に加え、元メンバーのK.K.ダウニング(G)、レス・ビンクス(Dr)、故デイヴ・ホーランド(Dr)が殿堂入りする。
ハルフォードは、『Billboard』誌のインタビューでこう話した。「彼らがこのイベントに出席するのは当然だ。俺は、全員にとってとても喜ばしいことだと思ってる。恨みも苦悩もない。そういうものが、いつまでも残っているわけじゃない。もしあったとしても、そんなものは脇に押しやり、この素晴らしい機会、承認と祝福の象徴であるこれを理解し、受け入れ、リスペクトしなくては」
パーキンソン病を患いツアー活動を止めたティプトンもセレモニーに出席する予定だという。
また、K.K.ダウニングは『eonmusic』のインタビューで、ジューダス・プリーストの殿堂入りについて、長い間かかったが「試合の最後でゴールを決めるほうがいいな(笑)」「俺の相棒たち、レスとデイヴが含まれているのは本当に嬉しいよ」と喜びを表し、式典での元メンバーたちとの再会に関しては「本当に起きるのかね? 11月だろ、今からそれまでの間にいろんなことがあるかもしれない」「いい方に向かうかもしれないし、悪い方に行くかもしれないし、同じままかもしれない」と話している。
2022年度のロックの殿堂の式典は、11月5日にロサンゼルスで開かれる。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ジューダス・プリースト、74年リリースのデビュー作が50周年を記念してリミックス&リマスターで再登場
ロブ・ハルフォード「カミングアウトするのは、今の時代でも簡単なことではない」
ティム“リッパー”オーウェンズ「K.K.ダウニングはメンバーだろうがクルーだろうが平等に扱う」
ジューダス・プリーストのスコット・トラヴィス、ドラムスティックを逆さまに握る理由を説明
ロブ・ハルフォードとジェイムズ・ヘットフィールド、そろってTURNSTILEのライヴを鑑賞
メタリカのカーク・ハメット「ジューダス・プリーストはヘヴィ・メタルの立案者」
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話018「まさか泣くなんて」
ロブ・ハルフォード「若い人たちには自分らしい道を見つけさせなくては」
ジューダス・プリースト、来日公演決定