【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「古箏」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第42回のお題は「古箏」です。
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こそう。中国に伝わる民族楽器で、撥弦によって音を鳴らす。秦の将軍である蒙恬が造ったという伝説が残っているように、秦王朝(紀元前778年~紀元前206年)の時代に生まれたとされる。時を経て、周辺の国々にも伝播し、日本の琴のルーツも古箏にあると言われている。
当初は12弦だったが、時代とともに数が増え、現在では21弦が主流。他にも18弦、25弦などバリエーションも豊富となっている。弦は、そもそもは絹糸だったが、後に金属弦、金属芯のナイロン弦なども使われるようになった。
各弦の下には柱(じ)と呼ばれるパーツがあり、これを左右に移動させることで調弦する。また、弦は指先に義爪を装着して弾き、音を鳴らす。
文:竹内伸一
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