【俺の楽器・私の愛機】719「わがままだけれど可愛いやつ」

【Gibson J160e】（福島県会津　かわさん　60歳）


ジョンレノンが使っていたことで知られるJ160e。別にビートルズの大ファンでもないけれど、このルックスに長いこと憧れていました。五十代になって縁あって中古で手に入れた時は、正直嬉しくて毎日ギターケースを開けて眺めてはニヤニヤしたっけ(笑)。

エレアコの走りと言われるこのギターは生音はあのビートルズの例の音。ピックアップにはマグネット式、弦もエレキ用のが使われているのですが、アンプに繋いだ出音は生音と全く違ってフルアコのような温かみのある柔らかい音になってしまいます。この癖の強さ！何ともわがままなやつでそこがまた可愛い(笑)。

それで今はピエゾのピックアップを後付けしてエレアコ弦を張り、ラインアウトしてもずいぶんと生音に近い感じになりましたが、ピエゾとマグネットの両方をアンプでミックスした音で色々やるのがまた楽しんです♪

実は他にもMartinやGuildのエレアコも所有しており、バンド(恥ずかしながらこの歳でもまだバンドやっております)ではやはり使い勝手が良いそちらの二台がどうしても主力となりますが、小編制や弾き語りの機会などがあればこのJ160eでブルースやカントリーロックなどをジャカジャカやっています♪

癖が強くてわがままだけれど何とも可愛い我が相棒です。


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「癖が強くてわがままだけれど」とおっしゃりますが、どうやら「癖が強くてわがままだから」のような気がしなくもない。そう、個性が強いほどカワいくなるんですよね。これ、ギタリストの変態性癖が露呈しやすいポイント。てか、そこが楽器の奥深いところなのよね。一生かけて歩き続ける奥の細道です。（JMN統括編集長 烏丸）



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