【俺の楽器・私の愛機】703「楽器が教えてくれる」

【アントニオ・マリン・モンテロ　modelo B 2001】（東京都　リッチー　61歳）


17年も前のこと、スペインの本物のクラシックギターを人生の最後の勝負と思い、清水の舞台から飛び降りる覚悟で手に入れました。いろいろなギターを何本も試奏し、新品ではとても無理なので中古で。

このギターからたくさんのことを教わりました。きちんと弾けば美しい音で応えてくれる、弾けていなければそのように。このギターを抱えて東京から小倉まで多くの街をソロギターライブで回りました。どんな会場でもマイク使わずに安心して弾ける、このギターならなんでもできる、そんな安心感を与えてくれるギター、生涯の宝物です。







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以前スクワイヤのテレを投稿してくださった方ですね。弩級のギター来た。このサイド＆バックはブラジリアンなのかな。いやぁド迫力。素晴らしい楽器って「音が速い」と同時に、弾き手の全てを顕にしちゃうという点がありますよね。おっしゃるように、弾き手を育てて同時に楽器も育つという、まるで生き物のように会話ができる、それが名機というものだと思っています。何か今日は機嫌が悪いなと思ったら、実は自分の調子が悪かった…みたいな、そんなの写し鏡がミュージシャンにとっての伴侶ですね。（JMN統括編集長 烏丸）


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