ジューダス・プリーストのイアン・ヒル、4人体制撤回の経緯を語る
Photo by Justin Borucki
ジューダス・プリーストにデビュー時から現在に至るまで在籍し続ける唯一のメンバー、イアン・ヒル(B)が、バンドが今年初め、4人体制でツアーを開催すると発表するも、すぐに撤回した経緯について説明した。4人体制はフロントマンのロブ・ハルフォードのアイディアだったが、彼は2018年にグレン・ティプトン(G)がパーキンソン病によりツアー活動が難しくなったときから、それを提案していたという。
ヒルは『The Aquarian Weekly』のインタビューで、こう語っている。「グレン・ティプトンが<Firepower>ツアーに参加できないと明らかになったとき、ロブが最初に言ったのが、“じゃあ、4人で続けよう。俺らは4人で始まったんだ。だから、できる”ってことだった。俺は実用主義者なんだ。大抵の場合、プラスの面に目を向ける。だから、最初は“そうだな、それで上手くいくだろう”って思った。でも、改めて考え始めたとき、“いや、俺らの成功は2人のギタリストから得たものだろう”って思ったんだ」
「俺ら、アンディ・スニープに参加してもらおうと決めた。アンディは最適な選択だった。『Firepower』をプロデュースしたところで、俺らがプレイしようとする新曲を全て知ってた。それに、彼はこのバンドのファンだったから、昔の曲も全て知ってる。完璧なチョイスだったよ。そしたら突然、ロブが4人体制のアイディアを再び持ち出した。彼はアンディに電話してそれを伝えたんだ。アンディはそれを受け入れてた。でも、俺ら、“(ファンの)コメントがある。いまはその時じゃない”って思ったんだ。それで、すぐにUターンだ。アンディに、またやってくれないか訊いてみた。ありがたいことに、彼はイエスって言ってくれたよ」
リッチー・フォークナー(G)は先日、4人体制に関し「(反対の)声が上がっていることを知った。ここが、50年続くジューダス・プリーストの独自な点だ。ファン、彼らが教えてくれる。最高に素晴らしいファンがだ。僕らはその声に耳を傾ける」と話していた。
ジューダス・プリーストは今月4日、5人体制で北米にて50周年記念ツアー<50 Heavy Metal Years>を再開した。グレン・ティプトンは6日目の公演(12日)から現時点、6公演連続でアンコールに参加している。
Ako Suzuki
ジューダス・プリーストにデビュー時から現在に至るまで在籍し続ける唯一のメンバー、イアン・ヒル(B)が、バンドが今年初め、4人体制でツアーを開催すると発表するも、すぐに撤回した経緯について説明した。4人体制はフロントマンのロブ・ハルフォードのアイディアだったが、彼は2018年にグレン・ティプトン(G)がパーキンソン病によりツアー活動が難しくなったときから、それを提案していたという。
ヒルは『The Aquarian Weekly』のインタビューで、こう語っている。「グレン・ティプトンが<Firepower>ツアーに参加できないと明らかになったとき、ロブが最初に言ったのが、“じゃあ、4人で続けよう。俺らは4人で始まったんだ。だから、できる”ってことだった。俺は実用主義者なんだ。大抵の場合、プラスの面に目を向ける。だから、最初は“そうだな、それで上手くいくだろう”って思った。でも、改めて考え始めたとき、“いや、俺らの成功は2人のギタリストから得たものだろう”って思ったんだ」
「俺ら、アンディ・スニープに参加してもらおうと決めた。アンディは最適な選択だった。『Firepower』をプロデュースしたところで、俺らがプレイしようとする新曲を全て知ってた。それに、彼はこのバンドのファンだったから、昔の曲も全て知ってる。完璧なチョイスだったよ。そしたら突然、ロブが4人体制のアイディアを再び持ち出した。彼はアンディに電話してそれを伝えたんだ。アンディはそれを受け入れてた。でも、俺ら、“(ファンの)コメントがある。いまはその時じゃない”って思ったんだ。それで、すぐにUターンだ。アンディに、またやってくれないか訊いてみた。ありがたいことに、彼はイエスって言ってくれたよ」
リッチー・フォークナー(G)は先日、4人体制に関し「(反対の)声が上がっていることを知った。ここが、50年続くジューダス・プリーストの独自な点だ。ファン、彼らが教えてくれる。最高に素晴らしいファンがだ。僕らはその声に耳を傾ける」と話していた。
ジューダス・プリーストは今月4日、5人体制で北米にて50周年記念ツアー<50 Heavy Metal Years>を再開した。グレン・ティプトンは6日目の公演(12日)から現時点、6公演連続でアンコールに参加している。
Ako Suzuki
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