【俺の楽器・私の愛機】678「念願の同郷ギター」

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【Gamma W-400】(静岡県浜松市 はままつの音楽人 21歳)


このギターは静岡県浜松市に本社を置く、東海楽器というメーカーのギターです。東海楽器と言えばCat's Eyesのイメージがある方も多いと思いますが、この楽器はCat's Eyesの前モデルであるGammaというモデルです。Cat's EyeSにCE-400というギターがありますがその前身であると考えられます。メーカーに問い合わせても詳細が分からず、また楽器屋さんでもこのギターは見たことないといわれたほどレアなギターです。またGamma自体インターネットでもヒットすることが少なく、この記事によってGammaのギターに興味がある人が見つけやすくなったらいいなと思っています。

トップがスプルース単板、サイド、バックがインディアンローズウッド合板、ネックはマホガニー、指板がナトーでできています。ナット幅は約44ミリ、12フレット上のポジションマークは今のCat's Eyesにもある猫の目が施されています。

W-400という名前にもあるように1970年当時4万円で販売されていたギターです。またGammaというギターは1970年から1974年の3年間しか作られなかったモデルなのでとても希少価値のあるギターです。

状態はとてもきれいな状態で残っていて、ほとんど弾かれていなかったそうです。そのためボディも全然傷がなくまたピックガードもほとんど傷がありませんでした。またピックガードですが塗り込み式になっています。またヘッドにはロゴが何も書いていません。私はギター歴3年の初心者なのでギターについて詳しいわけではないのですが、ヘッドにロゴが書いていないアコギは初めて見たと思います。

そもそも私がなぜこのギターを購入したかというと、Made in浜松ギターが欲しいと思っていたからです。私は出身が浜松市なので同じ浜松産のギターが欲しいとずっと思っていました。楽器屋さんにふと立ち寄ったところこのギターが展示されていて話を聞いたところ浜松で製造されたギターであることが分かり、試奏させてもらいました。ローズウッドボディ特有のパワフルサウンドを聴いた瞬間即購入を決意しました。当時の価格が4万円、購入金額が45000円。5000円分のプレミア価格が付きましたがその値段以上の買い物をしたと思っています。それ以降大切に弾かせてもらっています。




   ◆   ◆   ◆

もう50年もの年月が経っているとは思えない驚異的なコンディションの良さですね。サイドのローズも良質とお見受けしますし、TOPの単板もいい色。見た目は完全にあの頃のCat's Eyesなので、確かにCE400の前身と思えます。1980年代、スノーフレイクスに憧れてCat's Eyesが欲しくてたまらなかったな。あの時手にして今でも弾き続けていたら枯れまくった極上のヴィンテージサウンドが楽しめたんだろうなあ…。Gamma、羨ましいです。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで

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