【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ポジションマーク」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第26回のお題は「ポジションマーク」です。

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ギターにおいてネックの指板上、および側面に付けられた印で、フレット数を確認しやすくするためのもの。

多くのギターでは、3、5、7、9……と奇数フレットにマークが入れられている。しかし、11、13フレットにはなく、12フレットにマークが入るのが一般的。これは、開放弦に対して12フレットが1オクターブ上にあたることを示すため。より分かりやすくするために、12フレットにはマークを2つ入れるなどの工夫がなされていることが多い。

ポジションマークは基本的にはフレット数の視認性を高めるためのものだが、デザイン性を高めるという側面もある。その多くの形状はドットだが、長方形や六角形、王冠型、ダイアモンド型など、デザインされたポジションマークを持つギターもある。

なお、ベースギターでもギターと同様のパターンでポジションマークが付けられていることが多い。


文:竹内伸一



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