【インタビュー】ぱてぃ∞とおやま、パワフルなドラムプレイと「EVERY .LIVE」と劇的ライバー半生

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──ぱてぃさんは現在、サンタ×マフィアというバンドで活動されていますよね。今年の1月からは12カ月連続で楽曲も配信されていますけども。

ぱてぃ∞とおやま:ライブができないからこそのチャレンジで、最初は軽く「いいよ」って言ったけど、すごく大変です(笑)。毎月が地獄のようです。

──(笑)。「サンターテイメント型パーティーバンド」というコンセプトを掲げている通り、アッパーな曲がほとんどですけど、バンドをやるのであれば、そういう曲がやりたかったんですか?

ぱてぃ∞とおやま:その辺は全部メンバーがやっているんです。作詞作曲、歌、ギター、ベースとかをすべてをやっているのがギターの人で、私はボスって呼んでいるんですけど、ボスはそういう感じの曲がやりたいみたいで。私もボスの曲が好きだし、もっと世に出るべきだなと心から思うので、一緒にやっている感じですね。もともとは4人でやっていて、去年からボスと私の2人になったので、今は2人バージョンの曲を出している感じなんですけど、曲が集まったらどうするのかなぁって。私はそういうのを話し合うのは好きなんですけど、曲作りが忙しすぎて、最近あんまり話せてないです(笑)。

──あと3曲出さないといけないですからね。

ぱてぃ∞とおやま:はい。ドラムはもう全部録り終わっているので、私だけでいうと、歌と、あとはジャケットを描かないといけないというぐらいです。

──ジャケットはぱてぃさんが手がけているんですよね。かわいいイラストだなと思いました。

ぱてぃ∞とおやま:やった! 一応描く前に、曲を作ったボスにどういうイメージなのか聞くんですけど、ものすごく大雑把なんですよ(笑)。一番困ったのが2月に出した音源で。どういうイメージですか?って聞いたら、送られてきたのが“Ω”(オーム)だけで、「あとはおまかせします!」って(笑)。

──あ、なるほど。タイトルが「インピーダンスダンス」だから。

ぱてぃ∞とおやま:そうです(笑)。一体どうしろと……!?って思って。かまくらと、おもちと、トナカイの顔にΩを使うぐらいしか浮かばなかったです。

──そこでうまく使えたのすごいと思いますよ(笑)。話を戻しまして、ぱてぃさんがライバーとしての活動で魅力を感じている部分というと?

ぱてぃ∞とおやま:ライブ配信は距離感が近いので、SNSとか、スタッフとかバンドメンバーよりも、結構深い感じになるというか。家族のような関わり合いになるんですよ。

──家族、ですか。

ぱてぃ∞とおやま:人生で長い時間を共にするのって、やっぱり家族じゃないですか。学校の友達も1日8時間ぐらいとか、たまに会って遊ぶぐらいですけど、配信だと1日数時間、長いと8時間とかそれ以上、毎日顔を合わせるんですよ。実際に顔を出しているのは私だけなんですけど(笑)。でも、「今日は何があった?」とか「今日はどうだった?」っていうお話ができるのって、やっぱり家族に近い感覚があって。

──言われてみると確かに。

ぱてぃ∞とおやま:そう感じるのは、私のリスナーさんには素敵な方が多いからだと思うんですけどね。私がヤバイから、結果的に心のキャパシティが銀河系のように広い方々が残ってくださっているし、みんな相手を尊重する優しい方ばかりなんですよ。特にすごいなと思うのが、私としては、相手のことがわかるのはコメントの文字だけで、年齢も性別も住んでいる場所もわからないのに、もしかしたらその人は実在していなくてAIかもしれないのに、こんなにも深く信用できる関わり合いができるのがすごいなって思いました。

──配信をする際に、ぱてぃさんが心掛けていることはありますか?

ぱてぃ∞とおやま:無理をしないことですね。私が無理をすると、みんなの心の何かしらの圧迫になっちゃうんですよね。だから、私も無理はしないから、みんなもギフトやアイテムを投げるときや視聴など無理をしてほしくないです。得意な人が得意なことをしてほしいと思っています。無理をすると長く続かないので。あと、ライブ配信は関わり合いが深くなるからこそ、見ていてつらくなっちゃうこともあると思うんです。「もっと応援したいのに現実の関係で応援ができないー!」とか「えー、やきもちー!」と思ったら、無理せず休んでください、と。一回距離を置くのもお互いのためだと思うので。

──確かに楽しむためには大事なことですね。

ぱてぃ∞とおやま:あと、裏テーマとして「楽しければオールOK」というのもあるので、ぱてぃにどんな事件が起こって、それがつらかったとしても、みんながおもしろければOKっていう感じではありますね(笑)。もしリスナーさんの誰かにつらいことがあったら、それをみんなで供養できればいいなって。みんなでつらさは分散して、楽しさは倍にする。そういう楽しい配信は心掛けています。

──ぱてぃさんの配信は治安がよさそうですね。

ぱてぃ∞とおやま:治安はいいかもしれないです。荒らしの方が来ても、結局いいリスナーになったりとか(笑)。

──すごい!

ぱてぃ∞とおやま:最近は運営さんが優秀なので、そういう人はすぐにBANされちゃいますけど、たまたま最初にぱてぃ枠に来ちゃったときは、もう大変だと思います。酷い目にあわされるから。

──酷い目?(苦笑)

ぱてぃ∞とおやま:酷い目と言っても、ぱてぃのほうがヤバイっていうだけなんですけどね。そういう人達って、恥ずかしいコメントをして、それに対して怒る姿とか嫌がる顔を見て喜びたいのに、私が気になって聞いちゃうんです。たとえば「足の裏を見せてほしい」と。なんでですか? 性癖ですか? なぜそのような性癖になったんですか? 過去に何かあったんですか?って深掘りしていくと、思ったよりも人生の深い話が聞けたりとか。

──そこで突っ込んでいくのすごいですね。普通であれば怒りそうなもののの。

ぱてぃ∞とおやま:リスナーさんも、変な人が来るとやっぱり怒るんです。でも、ちょっと待ってくれ、と。この枠にはこんな優秀なリスナーさんしかいないのに、これはレアだよ! なんでこんなことするのか知りたくない!?って。それでみんな注目が集まったときに、困った人はいなくなるし、本当は人と関わりたいんだけど上手な関わり方が分からない人は、お話ししてくれたりするんですよね。その話が普段は絶対に聞けないことだったりするんです。みなさんが日常的に暮らしている裏側のこと、現実世界では隠していて知ることができない部分だったりするので。

──とにかくその状況を楽しんでしまおうという感じなんですね。

ぱてぃ∞とおやま:そこは裏テーマの「楽しければオールOK」っていうところですね。

──今後はどんな活動をしていきたいですか?

ぱてぃ∞とおやま:音楽活動は続けつつ、近い目標としてあるのが、大きい車を買って、中にいつも配信しているのと変わらない機材とドラムを置いて、車中泊旅をすることです。今まではイベントやライブにみんなが来てくれていたけど、「遠いから行けない」とか「日にちが合わないから行けない」という声をよく聞いていたし、コロナでなおさら会う機会がなくなってしまって。でも、ぱてぃ的には会いたい気持ちが強かったから、自分からみんなに会いに行こう!って。そういうのって、事務所に入っていると制限があってなかなかできないけど、自由な私だからこそできることだなと思って、今はどの車を買おうか考えたり、軍資金を貯めたりしてます。

──今のお話は近い目標とのことでしたが、それよりも先の目標もあるんですか?

ぱてぃ∞とおやま:人生の終着点が大雑把にあるんですけど、最終的に、私は教祖になりたいんです。その理由が、小さい頃にテレビから聞こえてきたのが、年金問題とか、世界情勢とか、不安なワードばっかりだったんですよね。私がおばあちゃんになって、ヨボヨボになっても生きていかなきゃいけなくなったら、どうすればいいんだろうって。そう思ったときに、そうだ! 壺を作って、感受性の高い人に売ろう!って。

──な、なるほど……。

ぱてぃ∞とおやま:でも、詐欺みたいなことはしないですよ? 私は心を込めて壺を作り、何かに悩んでいてその壺を買いたい人が買って、幸せになる。で、私はいただいたお布施で生活をするっていう、Win-Winでみんな幸せっていうところを目指していて。それで、死んだ後か死ぬ直前に、私は鳥が好きなんですけど、生涯大事にしていたペットの鳥を腕に乗せた「平和の象徴」という銅像になって、この世界に残るというのが目標です。

──あくまでも、平和の象徴になりたいと。

ぱてぃ∞とおやま:はい。宗教団体ってイメージがよろしくないので、そういうところも覆したいし、相手を無理やり巻き込むのではなく、相手のためと言いつつ実は自分のため、自分のことしか考えていない“自称・博愛主義”じゃなくて、ちゃんと相手のことを尊重して、周りの方を大切にできる方、遠い人ではなく身近な人から幸せにしていく方を増やしていけたらなって。

──要は、ぱてぃさんは周りから信頼される人間になりたいし、周りの人を大事にしたいということですよね。

ぱてぃ∞とおやま:私、個人的には“3親等”までしか幸せにできないと思っているんですよ。知り合いの知り合いまで。人それぞれ個人のキャパシティ以上は自己満足の世界だったり、他人を助けているかもしれないけど、自分の大切な身内を助けられなかったりすると思うので。私はキャパが狭い人間だからこそ、近い方の力になれるように、力をつけたいんですよね。だから、私にとってリスナーさんは大切な人なので、その人にとっての大切な人──たとえば、奥さん、旦那さん、子供、親、友達までは力になりたい。そうやって身内を大切にしていく気持ちが広がっていったら、きっと戦争なんて起こらないんじゃないかなと思っていて。

──確かに。

ぱてぃ∞とおやま:みんな遠いところにフォーカスしがちなんですけど、近いところを大切にすることが大事だし、あとは自分自身ですよね。相手を助けるけど自分がボロボロという人も見てきたので、自分を大切にして、相手を大切にっていう信念のもと配信してますね。今は「こいつなんか言ってるよ」と思われる方もいるかもしれないですけど、みなさんが棺桶に片足を突っ込んでいるときに、ああ、ぱてぃは本当に心からそう思っていたんだな……信念を貫いた子だったんだな……って思ってもらえたら。

──あの人はやりたいようにやって生きて行ったんだという。

ぱてぃ∞とおやま:はい(笑)。今はそうやって生きるための土台を作っているところですね。その土台が少しずつ出来始めたので、無理をしない範囲で次のことをやろうというのが、車中泊の旅です。みんなに会いに行きながら、いろんな場所を見て回って、永住する土地、銅像を立てる土地を探したいなって。そこに住んだら、その土地に貢献したいと思っているので、今2歳なので何年後になるかはわからないですけど、きっと成人する頃には永住する土地で地域貢献を始めているんじゃないかなと思います。

──わかりました。取材はこれで以上です。今日はどうもありがとうございました。

ぱてぃ∞とおやま:情報量が多くてすみません(苦笑)。

──いえいえ。めちゃくちゃおもしろかったですよ。

ぱてぃ∞とおやま:他にも高速道路に配信用のスマートフォンを落とした話とか、ミニマリストの元恋人に家具をすべて捨てられた後、ぱてぃも断捨離された話とかいろいろあるんですけど。

──はははは!(笑) まだまだエピソード持ってるぞと!

ぱてぃ∞とおやま:あります! その辺は配信で(笑)。

取材・文◎山口哲生

■EVERY .LIVEとは

今必要なこと
楽しく過ごせること
みんなにいいことを考えます。

EVERY .LIVEは全てをEVERYONEで考えます。
みんなを中心に今必要なことこれからも楽しく過ごせる日常のために
ライブ配信で出来る全てのアクションをみんなのために考えて行きます。
「みんなにいいこと= Good for Everyone」
EVERY .LIVEのビジョンです。

■ダウンロード
アプリ名 :EVERY .LIVE(エブリィライブ)ー ライブ配信アプリ
アプリ本体:無料
※一部有料アイテムがあります。
対応端末 : iPhone/Android版
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