【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「バルブ」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第22回のお題は「バルブ」です。

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トランペットにおいて、管の長さを変化させる装置。トランペットに装備された3つのバルブの操作することで、さまざまな音色を奏でることができる。1810年頃に開発されたといわれる。

バルブにはピストン式とロータリー式がある。ピストン式は、第1~3のピストンを備えており、第1ピストンのバルブを押すと第1抜差管(菅の長さを調整するパーツ)い息が通るようになるといった具合に、3つのビストンバルブの操作で管長を変化させ、音の変化を生む。

ロータリー式も、3つのバルブを備えており、レバーを押すことでバルブの中に仕込まれたロータリーが90度回転し、息の流れを変えることで、音の変化する仕組みになっている。

バルブ式はフランス、アメリカ、日本などで主に使用され、ロータリー式は、ドイツ、オーストリア、オランダ、北欧でよく使用されている。

文:竹内伸一



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