ジューダス・プリーストのリッチー・フォークナー、病状についての声明を発表

ポスト
Photo by Justin Borucki

9月26日、米フェスティバル<Louder Than Life>でパフォーマンス後に倒れ、緊急手術を受けたジューダス・プリーストのギタリスト、リッチー・フォークナーが、自ら、病状について説明した。大動脈瘤と大動脈解離を発症し、10時間以上におよぶ緊急手術を受けたという。

◆ジューダス・プリースト画像

Blabbermouth.netによると、フォークナーは以下のような声明を出したそうだ。「僕は常に、僕に与えられたチャンスに感謝してきた。大好きな音楽を大好きなバンドと共に、世界中で大好きな人々に向けプレイできる自分のことを、この世で最もラッキーな人間だと考えてきた……。今日、これをタイプできる。もう、最高級のギフトだ……」

「Louder Than Lifeフェスティバルの映像を見直すと、“Painkiller”のパフォーマンス中、自分が困惑し苦悶の表情を浮かべているのがわかる。大動脈が破裂し、胸腔に血が流れ出していたんだ……。医師いわく大動脈瘤と大動脈解離を発症したそうだ。外科医には、こうなったら、普通は病院到着までもたないと言われた。僕は近くのRudd Heart & Lung Centerへ搬送され、すぐに、10時間半におよぶことになった心臓切開手術を受けた。胸部の5ヵ所が機械的部品に置換えられた……。文字通り、僕はいまメタルでできてる」

「全く違う結果になっていたかもしれない──あの夜、メタリカが僕らの後にプレイするから、僕らの演奏時間は1時間だけだったんだ。もしフル・セットだったらって考えがよぎる。僕は完全崩壊するまでプレイしたのだろうか……? もし、あれほどアドレナリンで高揚している状態じゃなかったら、僕の身体は病院到着までもっただろうか……? この素晴らしいHear & Lung Centerは会場から4マイル(約6.5キロ)のところにあった──もし、もっと遠かったら……」

「友人、家族、僕の素晴らしいバンド、クルー、マネージメント、そして愛と支援のビデオやメッセージを送ってくれた君らには涙が出るほど感動した。すごく感謝している。この先、回復への道のりはあるが、再び立ち上がり走れるようになったら、君らに真っ先に伝える」

そして、予兆が全くなかったことから、「できることなら、みんなも検査を受けてほしい。僕のためにもそうしてくれ……」と呼び掛けた。



ジューダス・プリーストは<Louder Than Life>フェスティバルの翌日、フォークナーが心臓の問題により入院したため、北米ツアーの残りの日程(9月29日~11月5日までの24公演)を延期すると発表した。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報