キース・ムーン、バットマンに変装し、真夜中にミック・ジャガーの部屋へ忍び込む

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Photo: Tom Wright, Trinifold

ミック・ジャガーは、ザ・フーのドラマーだったキース・ムーンを「完全なる奇人」と表し、米ラジオ番組『The Howard Stern Show』のインタビューで、ムーンから仕掛けられた悪戯について語った。

「キースは完全に奇人だった。僕がロサンゼルスのホテルに滞在していたときのことだ。眠っていたら、彼がバットマンの格好をして、僕の部屋に押し入ってきたんだ。目を覚ましたら、目の前にバットマンがいた。マスク着けたり、完璧だったよ。真夜中に予期できることじゃない」

当時、セキュリティがいまほど厳しくなく、ミックは護身用に「少なくともナイフを持っていた」と言い、反撃に出ようとすると、ムーンはあわてて、身分を明かそうと「キースだ!」と叫んだそうだ。しかし、ミックにとってキースと言えば、バンド・メイトのキース・リチャーズで、さらなる混乱を招いたらしい。

「“オー・ノー! キースだ! キースだよ!”って叫ぶから、僕は“君はキースじゃない。キースなら声でわかる”って言ったんだ。彼は“違う、キース・ムーンだ、キース・ムーン!”って言いながら、マスクを取ったんだよ」

ムーンは非常階段を上って侵入してきたそうだ。ミックは再度、「頭おかしいよ」と話している。



Ako Suzuki
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