【俺の楽器・私の愛機】460「コンセプトは70年代後半のL.A.のセッションベーシスト」

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【自作PJ】(福岡県北九州市 tacopas 57歳)


70年代後半に流行ったクロスオーバーの波に私の10代は乗っていました。クロスオーバーの代表的ミュージシャンといえばラリー・カールトン、リー・リトナー、ロベンフォード、Stuff辺りです。私は敢えてフュージョンとクロスオーバーとは明確な違いがあると言いたい。クロスオーバーは、あくまでブルース、ファンク、ソウルをジャズと「交差」させているテイストであり、「融合」させてその主体というか輪郭がはっきりしないフュージョンとは違う、というのが私の考えです。

で、クロスオーバーのセッションベーシスト、という事ですが…セッションベーシストはありとあらゆるテイストをプロデューサーから要求されます。やれファンクだの、やれモータウンサウンドだの、やれラテンだの、という具合です。これらの多種多様な要求に答えるためのPJであります。

このベースは、友人ベーシストからESPのプレベネックを譲り受ける機会が有ったので、自宅に買い置きしてたセン材のパークを使って自作したものです。通常より薄めのクリアラッカーフィニッシュにしてます。ブリッジにBadas IIを、ピックアップはバルトリーニのPJセットをチョイスしました。

このPJを使う際のエフェクターは、LAのセッションベーシストというテイストに基づき、原音重視のエフェクターです。

BOSSのGE-7、MXRのダイナコンプ、KORGのノイズゲートNGT-01です。KONGのノイズゲートは発売当時のものを今でも使ってます。


   ◆   ◆   ◆

自作かー、凄いなあ。求めるサウンドと製作スキルが合致すれば、自分にとって理想の楽器が手に入るんですもんね。なんかつくづく羨ましい。エフェクターは年季入ってていいですね。ちょいドンシャリ目にしているだけで、確かに原音が重視された逃げも隠れもしないセッティングって感じです。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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