【俺の楽器・私の愛機】449「30年以上弾き続けている自慢のメインギター」

【Killer（？）（TOKAI）ストラトキャスター】（熊本県八代市　マッキー　51歳）


実はこれ、大学の軽音楽部の部室に捨てて（放置？）あった1本なんです。それまで、アリアプロIIのレスポールとフェルナンデスのジミーさんモデル（フライングV）を使用しておりましたが、同級生や先輩はみんなストラトキャスターを持っていて、イングヴェイを神様と慕う自分としては、ストラトを弾きこなせないとギタリストでは無いと思っていたものの、買うお金もありませんでした。

最初はちょっと拝借して練習しましょってノリで弾き始めました。でも、ネックは異常にぶっといし、レスポールの指板スケールに慣れていたため、まともに弾けたものではありませんでした。しかし自分の好みに調整を重ね、弾き込む度にどんどん良い音がするようになってきました。このギター弾き始めて分かったことは、アンプを通さない生音でもしっかり鳴るギターは、間違いなく良い音がするということ。後、自分のコンデションがモロに音に出でくるので、楽器は繊細な生き物みたいだなって感じたことでしょうか。

就職してからは部屋の中で弾く程度でしたが、大学卒業後、20年ぶり位に結成したメタル？コピーバンド『サウスシェイカー』でも勿論使用しております。自分、エフェクターは一切使わないこだわりがあり、ずっとアンプ直の音で勝負してます。一度これをマーシャル直結でライブ出演した際に、終演後、観客（今では友人）がこのギターをジロジロ見て、「ヴィンテージ？ 幾らすんの、これ？」と興味津々に聞いてきて、「部室に捨ててあったものです。」と返答したことがありました。

学生時代から喜怒哀楽と共に鳴らし続けているので、死ぬ迄こいつは俺のメインギターです。今、このギターの音を聴いたら、手放した先輩が返してくれと言ってくるかもしれません（笑）





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いいですね。ある人にとってゴミでも、ある人にとっては宝物であるという楽器あるあるの好例ですね。リサイクルショップ巡りが楽しいのも、これがあるから。てか、ジャックダニエル呑み過ぎ。（JMN統括編集長 烏丸）


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