【俺の楽器・私の愛機】410「40年前に買った初めてのギター」

【アリアプロ2　SH800】（東京都　マニアおじさん　53歳）


九州の田舎に住んでいた中学1年生の頃、貯めたお小遣いで買った初めてのギターです。もう40年経ちます。当時はGibsonやFenderなどを生で見たこともないような田舎の少年でした。

はじめはキース・リチャーズに憧れてテレキャスターを買うつもりだったのが、兄からのアドバイスでセミアコを買うことに。近所の楽器屋さんに唯一あったセミアコがこのギター。スルーネックでハイポジションまで弾き安いギターです。フェイズスイッチを取り付けました。このギターでツェッペリンなどのコピーをやっていました。いろんな場面で活躍してくれたギターです。

大人になって給料をもらうようになり、GibsonやFenderなども買いましたが、未だにこのギターを時々取り出しては弾いています。弾いてると、少年の頃のいろいろな場面が思い浮かびます。フレットが大分へたっていますが、ネックはまだまだ大丈夫。たぶん死ぬまで使い続けます。


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小ぶりなボディが日本人体型にピッタリという、いわゆるジャパン・ヴィンテージの一翼を担う楽器ですね。中学生にセミアコをすすめるお兄さんもなかなかのイカレっぷりですが、そのときにテレキャスを買っていたら、その後の道筋も違っていたかも知れませんし、このような思いのこもったギターにはなっていなかったかも知れません。兄さんGJ。あの頃私はTS-600を買ったなあ…。（JMN統括編集長 烏丸）


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