【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ヘッド」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第10回のお題は「ヘッド」です。

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ギターやベースに付いているネックの先端部分。ヘッドストックとも言う。ここに弦を巻き付けて固定するパーツ(ペグ)を取り付けることで、弦の片端を保持する。

ヘッドには大きくわけて2つのタイプがある。ヘッドに直接ペグを取り付けるタイプをソリッドヘッドと呼び、アコースティック&エレクトリックギターやベース、ウクレレ、バンジョーなどで採用されている。ヘッドに2つの細長い穴(スロット)をあけ、そこにストリングポストと呼ばれる棒状のパーツを取り付けて弦を固定するタイプをスロッテッドヘッドと呼ぶ。こちらはクラシックギターで多く見られる。

ヘッドはネックに対してある程度の角度をつけて取り付けられるのが一般的。この角度の鋭鈍によって、弦のテンション感が変わり、弾き心地にも変化が生まれる。また、ヘッドの形状や大きさによっても音に影響が生まれると言われている。

ペグの取り付け方も2種類に大別され、一列でペグを配置したものを片連、2列に配置したものを両連などと呼ぶこともある。

文:竹内伸一



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