【俺の楽器・私の愛機】336「弾く楽しさを教えてくれた、私の相棒」

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【YAMAHA FG-820】(千葉県 いしけん 23歳)


2017年3月の大学入学の1ヶ月前、積み重ねてきた貯金を使って購入しました。アコギはずっと欲しかったけれど、飽きっぽい性格の私には正直買って長続きするのか不安で…。楽器屋さんで眺めては悩み、店員さんに聞いては悩み、「まだ買わなくていいかな…」と思って家に帰ったあとは頭の中にアコギが浮かび…と、本当に買う直前まで悩んでいました。

実家は神奈川県の湘南地域。住んでいた場所と両親の影響により、ソウルミュージックはなんと言ってもサザンオールスターズ!家族全員が大ファンで、これまでもサザンや桑田佳祐さんのソロライブにも通い、素敵な音楽に酔いしれてきました。ライブで生の音を感じるにつれ、自分の音楽熱が沸々と湧き上がっていたのを今でも思い出します。

ギターの購入を前向きに考え出したのは、2017年の年明け頃だったと思います。早めに進路が決まった私にとって「弾く時間が出来たこと」、そして何より「大学生になること」、この2つが決め手でした。サザンのメンバーといえば、元は青山学院大学の軽音楽サークル出身ということは有名な話。それをふと思い出し「大学は違うけど、サザンみたいに軽音楽サークルに入りたい!」と、決心がつきました!そして3月、晴れて手に入れることが出来ました。今日まで何本も楽器を購入してきましたが、あれほど買って嬉しかった飛び跳ねるような気持ちは、恐らく今後はないんじゃないかと(笑)それだけ喜びが爆発していましたね。

短期間ではありましたが、軽音楽サークルにも入り、ライブも出来ました。生音が積み重なって、歌とともに一つになる。上手い・下手も関係ない、ただ「音楽が好き」という夢中な気持ちの集合体。たった一本のアコギを手にした先には、そんなバラ色の世界が広がっていました。

それからというもの、中学時代からの仲間でオリジナルソングを制作するために曲を作ってレコーディングをしたり、サザンの曲を弾き語りしたり、海に持ち出してみたり、ずっと側にいてくれる良き相棒です。就職を機に千葉県の新居にも持ってきたのですが、弾けない時も見守ってくれているような気がして、温かさも伝わってきます。所々見える傷や汗の跡は、音楽の神様・ギターの神様が私を音楽の魅力に導いてくれた“希望の轍”なのかなと、今ではそう感じています。


   ◆   ◆   ◆

なんかジワーと染み渡る投稿きたぞ。思いが溢れ、胸がキュイーンとしちゃうじゃないか。音楽で味わった興奮や喜びというのは、そのときだけの一過性なものではなくて、他では得られない経験値としてその後の人生の歩みに寄り添ってくれるんですよね。だから音楽はやめられない。チープな言い方ですが、楽器は人生を豊かにしてくれる特効薬です。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

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