【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「スナッピー」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第7回のお題は「スナッピー」です。
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スネアドラムで打面の反対側のヘッド(ボトムヘッド)に取り付けられたパーツで、響き線とも呼ばれる。スネアドラムの特徴である“ジャラジャラ”といったサウンドを生み出す。スナッピーとヘッドの接触加減で、サウンドは変化するが、ストレイナーと呼ばれるレバーで、その接触加減を調整できる。
素材はスチールのものが多いが、ステンレスやブラス、ブロンズなども。それらの金属ワイヤーをコイル状にし、束ねた状態で使用する。束ねる本数は20本前後がスタンダードとされるが、42本のスナッピーなどもあり、多種多様。材質と本数の組み合わせでサウンドが大きく変化する。
ボトムヘッドの直径の長さ内でスナッピーが収まる構造のものを「内面当たり」(スナッピーの両端部分もヘッドに接触)、スナッピーの両端部分がボトムヘッドからはみ出し、ワイヤー部分のみがヘッドと接触する構造のものを「全面当たり」と呼ぶ。
なお、英語ではSnare Wire(スネアワイヤー)と呼ばれ、スナッピーとは呼ばないのが一般的。
文:竹内伸一
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