【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ピックガード」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第1回のお題は「ピックガード」です。
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ギターのボディ部分に貼りつけられた薄板のことで、スクラッチプレートとも呼ばれる。ピッキングによってギターのボディに傷がつくのを防ぐ。
取り付け方は大きくわけて2種類。アコースティックギターやストラトキャスターなどでは、ボディに直接貼り付けられ、また、ボディが曲面を描くエレクトリックギター(ギブソンのレスポールなど)では、高さ調整が可能な金属ブランケットによって、持ち上げられた形で取り付けられている。
セルロイド、ビニール、アクリル樹脂、PVCなど、素材は合成樹脂が用いられることが多く、それらは形成し、単板もしくは、合板にして取り付ける。2枚の板の合板であれば2プライ、3枚であれは3プライと呼ぶ。厚さは2~3mmが一般的。素材や厚みにより、楽器の音に影響を与える場合もある。
アコギやベースにも付いていることがありますね。
色やデザインにはさまざまなバリエーションがあるため、楽器の見た目への影響も大きい。そのため、好みのピックガードをカスタムする演奏者も多い。
文:竹内伸一
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