イングヴェイ・マルムスティーン「自分のすること全てにおいてクリアなヴィジョンがある」

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イングヴェイ・マルムスティーンは、自分が好きなことだけをやり、自分がすること全てにおいてクリアなヴィジョンを持つため、プロデューサーや共作者は必要ないそうだ。

『Rob Rush Radio』のインタビューで、この先のツアーにはリード・ヴォーカリストを迎えるのかと問われた彼は、「いや、シンガーはいない。俺だけだ」と答え、「みんなが理解しやすいように……」と自身の信条を語った。

「もし俺が何かするとしたら、俺がそれをしたいからだ。しないとしたら、俺がしたくないからだ。俺に指図する人はいない。俺は世界一ラッキーだ。恵まれていると感じているし、俺に起きたこと全てにすごく感謝している。何より、俺には創作面での自由がある。俺が今やってることは俺がやりたいからであって、やらなきゃいけないとか、多分やるべきだとかではない。俺は、自分のやりたいことが明確にわかっている。クリアなヴィジョンがある。ものすごく明瞭だ。自分のやってること全てにおいてだ。曲はレコーディング前に俺の頭の中にある。自分のやるべきことは熟知している。だから、プロデューサーや共作者などはいらない」

マルムスティーンは以前、「俺はむしろ画家に近いと考えてる。部屋に閉じこもり、一人でひたすら描き続けるような。全てを自分で描き、額縁に入れる。で、“これが俺の絵だ”って外に持ち出す。そこには誰の絵筆も近づけさせない。それを自己中心的って考える人もいるかもしれない。違う、それがアーティストだ。俺はクリエーターなんだ」と、自分のスタイルを分析していたことがある。

マルムスティーンは7月23日、ニュー・アルバム『Parabellum』をリリースし、それに合わせ、北米で6公演のショート・ツアーを開催する。

Ako Suzuki
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