KK’sプリースト、ジューダス・プリーストそっくりとの批判に「K.K.が作っているんだから…」
元ジューダス・プリーストのギタリスト、K.K.ダウニングが、同じく元ジューダス・プリーストのティム“リッパー”オーウェンズ(Vo)、レス・ビンクス(Dr/現在離脱中)、Voodoo SixのTony Newton(B)、HostileのA.J. Mills(G)と結成したKK’sプリーストが先月、ファースト・シングル「Hellfire Thunderbolt」をリリースした。
これが、ジューダス・プリーストのサウンドに似ていると批判する人たちもいるらしいが、ティム“リッパー”オーウェンズは当たり前だと考えているそうだ。彼は『80's Glam Metalcast』のインタビューで、こう話した。「面白いよな。人々は何に対しても文句を言う。今の時代、そういうもんだ。でも、“おっと、ジューダスみたいじゃないか”って言われたり、それに怒る人がいるのは、本当にバカらしいって俺は思う。K.K.ダウニングは70年代からジューダス・プリーストの曲を作っていた。彼はジューダス・プリーストの曲しか作ってこなかった。だから、K.K.ダウニングっぽいとも言えるんじゃないか? 彼がぶれず、一からやり直そうとしなかったのを、俺は素晴らしいと思うよ。あれがK.K.のサウンドなんだ。彼がジューダス・プリーストの曲を作っていたんだ」
オーウェンズによると、KK’sプリーストのファースト・アルバム『Sermons Of The Sinner』には、「Hellfire Thunderbolt」のようなアグレッシヴな曲もあれば、クラシックなメタル・サウンド、シングアロングしたくなるもの、壮大な曲など「いろんなものがある」という。
『Sermons Of The Sinner』は8月20日にリリースされる。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ジューダス・プリースト、74年リリースのデビュー作が50周年を記念してリミックス&リマスターで再登場
ロブ・ハルフォード「カミングアウトするのは、今の時代でも簡単なことではない」
ティム“リッパー”オーウェンズ「K.K.ダウニングはメンバーだろうがクルーだろうが平等に扱う」
ジューダス・プリーストのスコット・トラヴィス、ドラムスティックを逆さまに握る理由を説明
ロブ・ハルフォードとジェイムズ・ヘットフィールド、そろってTURNSTILEのライヴを鑑賞
メタリカのカーク・ハメット「ジューダス・プリーストはヘヴィ・メタルの立案者」
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話018「まさか泣くなんて」
ロブ・ハルフォード「若い人たちには自分らしい道を見つけさせなくては」
ジューダス・プリースト、来日公演決定