【俺の楽器・私の愛機】194「運命の出会い？」

【Gibson custom shop Historic Select 1959 les paul】（新潟県新潟市　金ちゃん　37歳）


「最近レスポールに興味あるんですよねー」
なじみの楽器店で展示されていた２本のレスポールを見ながら何気なく話した事から始まります。特に購入する気も無かったのですが、「ちょっと弾いてみる？」と言われるまま１本を試奏してみると「ヤバイ・・・めっちゃイイ・・・」一目惚れというか一弾き惚れ。一度冷静になるべくとりあえず商談中にしてもらい、後日手持ちのギター２本を楽器店に持ち込み弾き比べさせて貰いましたが「ヤバイ・・・めっちゃイイ・・・」

かなり悩みました。決して安くは無かったので。値引きされており通常よりはかなり安くなってたものの、それなりの金額に決心がつかず一度は購入を諦めました。しかし、その後レスポールが頭から離れなくなり、毎日ネットで在庫の確認をしていました。１週間ほどしてガマン出来なくなり、やっぱり買おうと決心したものの時すでに遅し。売約済みになっていました。かなり落ち込みました。（同じ時期に彼女に振られた事も一因ですが）

そこからしばらく頭の中はレスポールで一杯でした。悶々とした日々をひと月程過ごしていたある日、仕事の休憩中に携帯電話を見ると、見知らぬ番号からの着信が。普段なら知らない番号に掛け直すことはしないのですが、なんとなく気になり掛け直してみると、なじみの楽器店でした。「もう１本のレスポールも値下げする事になりましたがどうでしょうか？」との事。一度購入を諦めてから楽器店には一度も行っておらず、やっぱり買おうと思っていたことは一切言っていなかった為かなり驚きました。やはり安くはない金額でしたが、こんなチャンスは二度と無いと思い購入を即決、手持ちを２本里子に出し購入に至りました。それから４年程経過しましたが、ずっと弾いていたい、ずっと眺めていたいと思える最高の１本です。


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素敵なエピソード。というより生々しい経験談（笑）。「そこからしばらく頭の中はレスポールで一杯でした」…これ、これなのよ。こうなるともう、買うしかない（笑）。自分とまったく同じだと共感している人、ゴマンといるよね。これが楽器とのラブストーリーですもん。ところでこの杢、Historic Selectならではのウォッシュドチェリー、めっちゃカッコいい。フレックの入り方も完璧。まさに生涯の一本。（JMN統括編集長 烏丸）


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