【俺の楽器・私の愛機】121「PU1個にポジションが3つという謎めいたギター」
【Fender Esquire】(Void)
「テレキャスターならわりと誰でも持っているから、どうせ持つならちょっと変わった仕様の物を所有したい」という思いから、普通のテレキャスターとして売られていたギターを、さんざんいじり倒してエスクワイアに仕上げた一本。
しかし思いついた当初の「ピックアップ一個をただ減らせば良いだけだから簡単」という軽い発想が、いかに甘いものであったかを嫌と言う程思い知らされる経験となりました。
基本的な成り立ちは、中古のCrafted in Japan製Vグリップネックと新品のMade in Japan製ボディーの組み合わせ(フランケン)。ピックアップは、スウェーデンのブランドLundgrenのTelecaster Hotをマウントした事も影響してか、通常のいわゆる「テレキャスター・サウンド」と呼ばれるものからは程遠い出音が得られるものとなりました。
ピックアップは一個だけなのにポジションが3つ選べて、それぞれのトーンキャラはコントラストが凄くハッキリしているという、非常にユニークな仕様となっているのがとても面白いのですが、じゃあ「使い易いですか?」と問われるとこれはハッキリ言ってやはり使い難いと思います(苦笑)。
だからと言って「やっぱり元に戻そうか」とはなりませんが、しかし現在すっかり一般的になっているテレキャスターの仕様があれだけ根強く支持され続けているのには、それなりにちゃんとした理由があるんですね。
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エスクワイアにフロントPUを追加していわゆるテレに改造するのはよくある話ですが、その逆ってのはマニアが堕ちていく闇の世界(笑)。でも究極的には、ボリュームのコントロールだけで様々な表情が描けるエレキギターですから、それにキャパシタをちょいと絡ませれば、それで充分なサウンドバリエーションが得られるというものなのかも。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
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