クイーンのロジャーとブライアン、ジェネシス、スパークスから誘われる
クイーンのロジャー・テイラー(Dr)とブライアン・メイ(G)が、『Classic Rock』のインタビューでバンドの歴史50年を振り返っている中で、70年代、それぞれ他のバンドから誘いの声がかかったとの逸話を明かした。
◆クイーン画像、動画
「ジェネシスがあなたをクイーンから引き抜こうとしていたというのは本当か?」と問われたロジャーは、こう答えた。「彼らからスタジオに来て、彼らの音楽を聴かないかって誘われた。その後、一緒にパブへ行ったんだ。彼らは“このバンドに参加しないか?”なんてことは言わなかったよ。でも僕は、彼らがそう望んでいるという印象を受けた。彼らのドラマーが脱退したところだったからね。ナイスな人たちだったよ。でも正直言って、僕にはあの音楽はピンと来なかった。僕にはややプログ過ぎたね。実のところ、ミック・ロンソンとイアン・ハンターから素晴らしいオファーがあったんだ。ハンター・ロンソン・テイラーって呼ぶつもりだった。いいものになっていたと思うよ」
続いて、「あなたも誰かからタンパリングされたことはあるか?」と尋ねられたブライアンは、「ああ、スパークスから話をもちかけられた」と答えた。「彼らが“This Town Ain’t Big Enough For The Both Of Us”をヒットさせた後だ。僕らは“Killer Queen”をリリースしたところだった。(ロンとラッセル)兄弟が僕のアパートメントに来て、“いいか、ブライアン、クイーンはどうにもならない。もうヒットは誕生しない。でも、僕らは世界を征服するつもりだ”って言われたんだ。僕は“ありがとう、でも結構だ。僕は大丈夫だと思う”って返した」
クイーンは先月半ば、“ゴールデン・ジュビリー(50周年記念)”を祝い、YouTubeチャンネルにてバンドのアイコニックなモーメント50を紹介するシリーズを開始した。毎週1モーメントずつ、約1年をかけ、彼らの軌跡を振り返る。すでに2エピソード(モーメント)「物語の始まり‐Keep Yourself Alive」「金字塔的なライヴ‐Live At The Rainbow」が公開されている。
Ako Suzuki
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