元アイアン・メイデンのB・ベイリー、殿堂候補からの除外は「バンドの決断じゃない。どうでもいい」
アイアン・メイデンは今年、初めてロックの殿堂の候補に挙がったが、そのメンバー・リストに名前が無かったシンガーの1人、ブレイズ・ベイリーが心境を語った。
アイアン・メイデンは、現メンバー:スティーヴ・ハリス(B)、ブルース・ディッキンソン(Vo)、ニコ・マクブレイン(Ds)、エイドリアン・スミス(G)、デイヴ・マーレイ(G)、ヤニック・ガーズ(G)に加え、3人の元メンバー:ポール・ディアノ(Vo)、クライヴ・バー(Ds)、デニス・ストラットン(G)がノミネートされている。
ベイリーは、ディッキンソンが脱退していた時期(1994~1999年)にアイアン・メイデンに在籍し、『The X Factor』(1995年)と『Virtual XI』(1998年)の2枚のスタジオ・アルバムを制作した。
彼はブラジルの『Heavy Culture』のインタビューで、ロックの殿堂候補から外されどう思ったかと問われると、こう語った。「あれはバンドの決断じゃない。アイアン・メイデンとは何の関係もない。彼らのマネージメントとも関係ない。ロックの殿堂を主催している人たちが決めたことだ。俺にとって最も重要なのは、アイアン・メイデンのメンバーたちとの友情だ。これだけ長い時間が経っても、まだ友人だってところだ」
「俺は、自分が殿堂入りしようがしまいが、どうでもいい。俺はもう有名だ。これ以上有名になる必要はない。世界中に素晴らしいファンがいる。俺にはそれで充分だ。ファンたちは俺を支援し、俺がこの人生を送るのを可能にしてくれている。俺は夢を生きてる。ファンと彼らのサポートのおかげだ。ロックの殿堂のおかげじゃない」
一方、1979年の終わりから1年足らずしか在籍していないにもかかわらず候補に挙がったギタリストのデニス・ストラットンは先月、期待しておらず「ショックだった」「ものすごく興奮している」とコメントしている。ストラットンは、ファースト・アルバム『Iron Maiden(鋼鉄の処女)』(1980年)でギターをプレイしていた。
2021年ロックの殿堂入りするアーティストは5月に発表される。
Ako Suzuki
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