ギブソン、オリアンティとパートナーシップ契約 シグネイチャー・モデルのリリースを発表
Photo credit: Jim Iouveau
ギブソンが、オーストラリア出身のギタリスト、オリアンティとのパートナーシップ契約と「Gibson Orianthi SJ-200 Acoustic Custom in Cherry」を2021年度にリリースすることを発表した。特別なネック・プロファイルやLR Baggsのカスタム・ピックアップなどを採用したこのシグネイチャー・モデルの国内発売は5月の予定。
オリアンティはこう述べている。
「ギブソンの素晴らしいチームと一緒に今回のシグネイチャー・アコースティックを作れたことは、本当に名誉なことでした! これ以上嬉しいことはないです。このギターの一番の特徴は『SJ-200』特有のフルサウンドを保ちつつ、『ES-345』のネック・プロファイルなのでより速く弾くことができることです。モディファイしたLR Baggsのカスタム・ピックアップも搭載されていて、バランスの取れたギターで音抜けも最高。5月にこのギターを手にした際は、とにかくこのギターの弾きやすさを実感してくれることを楽しみにしています。」
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ギブソンのエンターテインメント・リレーションズのグローバル・ヘッド、エリザベス・ハイトはこう述べる。
「オリアンティをギブソン・ファミリーに迎えることができて、とても嬉しく思っています。私たちは以前より彼女の芸術的な演奏のファンであり、この素晴らしい才能を持った女性がギブソンに加わったことは、ギブソンにとって有意義なことです。」
10年以上にわたりその圧倒的な演奏で人々を魅了してきたオリアンティ。彼女はこれまでにマイケル・ジャクソン、アリス・クーパー、キャリー・アンダーウッド、リッチー・サンボラなどと共演してきた。
Photo credit: Jim Iouveau
2019年後半、オリアンティはモンタナ州ボーズマンにあるギブソン・アコースティック工場を訪れ、そこからギター製作に向けたクリエイティブなコラボレーションが始まった。
オリアンティとギブソン・アコースティック・カスタムショップのルシアーとのコラボレーションで誕生したこのギターには、ギブソン「ES-345」をベースにした特別なネック・プロファイル、ロータス・フラワー(蓮の花)をあしらった新デザインのJ-200ピックガード、マザー・オブ・パールのフラワー・インレイが施された指板など、特別な仕様が採用されている。
鮮やかなチェリーのニトロセルロース・ラッカー・フィニッシュで仕上げたAAAシトカ・スプルース・トップとメイプル・バック、ゴールドのGrover Keystoneチューナー、アンダーサドル・タイプのピエゾ・ピックアップLR Baggsオリアンティ・システム、サウンドホールにマウントされたプリアンプとコントロールなども特徴的だ。
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