フェンダー、カフェでのライヴや小規模イベントに最適なアコースティックアンプをアップデート
フェンダーのアコースティック楽器に特化したアンプシリーズが、新たにルーパー機能を加えアップデート。上質なサウンドが印象的な「Acoustic Junior」とバッテリー搭載の「Acoustic Junior GO」、そして立体的な音像を演出する「Acoustic SFX II」が10月9日より販売開始となる。
今回登場の3モデルは、前代モデルに装備されていたBluetooth接続によるオーディオストリーミング再生機能や、インストゥルメント/マイクロフォンの入力に対応した2系統の入力、そして各入力に対して適用できるエフェクトなどの便利な機能はそのままに、新たに60秒のルーパー機能を追加した。
▲操作パネルにはギター、マイクに対応するXLR/TRS入力を2系統用意。各チャンネルに3バンドEQやボリューム、エフェクトのコントロールを備える。写真はAcoustic Junior。
汎用性の高い「Acoustic Junior」、「Acoustic Junior」に充電式リチウムバッテリーを搭載し、電源コンセント要らずで運用できる「Acoustic Junior GO」、そしてサイド放射スピーカーを搭載し立体的な音像演出が可能な「Acoustic SFX II」をラインナップ。いずれもアンプタイプはデジタルで、キャビネット材には軽量プライウッドを採用。外装カバリングはダークブラウンテクスチャードビニール、グリルクロスは刺繍ロゴ入りダークブラウンクロス、ハンドルにはレザーストラップが用いられている。
▲操作パネル(写真左)中央にはチャンネル毎に選べる8種のエフェクトのインジケーターと、Stereo SFXノブ(Acoustic SFX IIのみ)、下にはルーパー用のボタンを配置。ルーパーは別売りのフットスイッチでコントロールすることが可能。リアパネル(写真右)にはヘッドホン出力やAUX入力、PA用のXLR出力×2、PCへの録音を可能にするUSB端子などを備える。写真はAcoustic SFX II。
フェンダーでは、アコースティックギタリストを対象に、アコースティックアンプに何を求めているのかを調査。その結果、ほぼ満場一致で「軽量で大音量」、「可能な限りのポータブル性」、「素晴らしい自然なギタートーンの再生」、「ボーカルマイクの音質」、そして「洗練されたエフェクトオプション」というフィードバックを得た。派手すぎず、繊細すぎず、クールであること。そして、シンプルで分かりやすく、購入しやすい価格であること。魅力的なスペックを備えた3モデルが揃った。
■Acoustic Junior
「Acoustic Junior」は可搬性に優れ、汎用性が高く、非常にシンプルな操作性を実現。アコースティック/エレクトリックギターとボーカルに、フルでナチュラルな高品位パフォーマンスを提供する、パワフルでポータブルなシステムだ。
▲チャンネル1、2それぞれにマイクとギターに使えるXLR/TRS入力を搭載。各チャンネルは3バンドEQ、エフェクト選択&ボリューム、フェイズスイッチ、マスターボリュームコントロールを用意。
▲リアパネルには一対のXLRライン出力を用意。ルーパーとエフェクトをコントロールするためのフットスイッチ端子やPCへのレコーディングを可能にするUSB端子を備える。
楽器やマイク用に設計された2つのチャンネルがあり、それぞれにスタジオ品質のエフェクトを搭載。その他にも、バックトラックの再生や休憩時のBGMの再生に便利なBluetoothワイヤレスオーディオストリーミング、60秒ルーパー、ヘッドホン出力やAUX入力などの便利な機能を搭載する。
出力は100Wで、スピーカーは8インチ。チャンネル1、2それぞれに3バンドEQ、エフェクトやボリュームのコントロールを用意。エフェクトはROOM REVERB、HALL REVERB、ECHO、DELAY、CHORUS、VIBRATONE、DELAY CHORUS、DELAY REVERBを備える。
■Acoustic Junior GO
可搬性に優れ、汎用性の高い「Acoustic Junior」に、充電式のバッテリーを搭載したモデル。壁からプラグを抜いてどこにでも音楽を持ち運ぶことができる。基本スペックに加え、Bluetoothレイヤレスオーディオストリーミングや60秒ルーパーといった機能も「Acoustic Junior」同様。
▲操作パネルやリアパネルの構成はJuniorと同じ。世界中のどこでも使えるユニバーサル仕様の電源も共通。Junior GOではさらにさまざまなシーンでの活用を可能にするバッテリーを内蔵している。
■Acoustic SFX II
「Acoustic SFX II」は、音の整合性、パフォーマンス、そして素晴らしいヴァイブスを提供する高品位アコースティックギターアンプを作ることを目標に開発。上記2モデル同様、可搬性に優れ、汎用性が高く、非常にシンプルな操作性を実現している。
▲各チャンネルの3バンドEQやボリューム、エフェクトコントロールはJuniorと同様。中央に本機のみのフィーチャーとなる立体的なサウンドを提供するStereo SFXのコントロールノブが用意される。
楽器とマイク両用に設計された2つのチャンネルを装備し、それぞれのチャンネルにはスタジオ品質のエフェクトを搭載。2×100W出力、スピーカーは8インチの低域用ドライバーと高域用コンプレッションドライバーに加え、6.5インチサイド放射スピーカーを装備。フェンダー独自のStereo Field Expansionテクノロジーにより、立体的なサウンドイメージングを実現する。その他、コントロールやコントロールはAcoustic Juniorと同様。Bluetoothワイヤレスオーディオストリーミングと60秒ルーパーを搭載しているので、ソロショーにも最適だ。
▲PA出力用のXLRライン出力やヘッドホン、AUX入力、グラウンドリフトスイッチ、レコーディングにうれしいUSB端子やフットスイッチ端子といった構成もJuniorモデルと同様。
製品情報
価格:50,000円(税別)
◆Acoustic Junior GO
価格:65,000円(税別)
◆Acoustic SFX II
価格:75,000円(税別)
発売日:2020年10月9日
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