演歌第七世代・新浜レオン、無観客配信コンサートでファン感涙

お笑い界に第7世代と呼ばれる若手芸人を中心としたブームが起きているが、演歌・歌謡界にも若手を中心とした世代交代がきているという。例えば、「第5世代」氷川きよし・水森かおり他、「第6世代」純烈・山内惠介・丘みどり・三山ひろし他と言われている中、「第7世代」が中澤卓也・真田ナオキ・辰巳ゆうと・美良政次などで、そこに一緒に名を連ねるのが今最も注目されている若手歌謡歌手新浜レオンだ。

2019年令和の幕開けと共にデビューし、2019年「第61回 日本レコード大賞 新人賞」受賞、更には2020年「第34回 日本ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌／歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞した新浜レオンは、セカンドシングル「君を求めて」が2020年7月1日にリリースされ、オリコン週間シングルランキング 7位（2020年7月13日付）、オリコン週間演歌・歌謡シングルランキング 1位（2020年7月13日付）を記録。週間 USEN HIT 演歌／歌謡曲 ランキングでも1位（2020年7月22日集計）を獲得した。

セカンドシングルが鮮烈なデビューを飾った昨年の「離さない 離さない」以上に好調な売り上げを記録する中、待望のセカンドコンサートが開催された。

今年は9月に東京、大阪でのコンサート開催を予定していた新浜だが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、公演は残念ながら中止となった。しかし、この日のステージを心待ちにしていたファンの皆様からの要望に応える形で、10月4日に無観客でのコンサートが実現。

セカンドコンサートを銘打った今回のステージ。1曲目は自身のセカンドシングル「君を求めて」。今回が初披露となった華やかな上下エメラルドグリーンの衣装は今回のステージのために特別にあつらえたものだという。プリンス風の衣装にご覧いただいているコメントも「王子―!!王子―!!」と大歓声が沸き起こった。サビで印象的な「君を　君を　求めて」というところの指差しポーズも決まり、配信LIVEながら出だしから最高の盛り上がりをみせた。

続く1曲は野口五郎の名曲「私鉄沿線」。昨年から何度となく歌唱し好評を得ているこの楽曲を、「君を求めて」のカップリングとして収録したオリジナルアレンジバージョンで披露。しっとりと艶やかな声で歌い上げた。

続くMCではステージに立てる幸せを語った新浜。早くも感動を噛み締めての思いが伝わってくる。

次に披露されたのはデビューシングル「離さない離さない」のカップリング曲「心奪って」。この日はピアノとのコラボレーションでの披露となり、新たな魅力でドラマチックなバラード曲に生まれ変わった。続く1曲は「見上げてごらん夜の星を」。今度はギターとの共演となり、新浜の優しい歌声が会場を包み込んでいった。

そして続いては、かねてよりツイッター等で募集したというリクエストコーナーだ。新浜が目標として掲げている新御三家の大ヒット曲「傷だらけのローラ」「よろしく哀愁」「青いリンゴ」をピアノ、ギターとの豪華コラボレーションでメドレーで披露。エモーショナルな歌声は、昨年からの大きな成長を感じさせ、コメントも歓喜に湧いた。

更に披露されたのは、「赤いスイートピー」「OH MY LITTLE GIRL」「浪漫飛行」という新浜としては意外とも思える選曲だ。6曲すべてが初披露。贅沢すぎる内容にリスナーコメンとは「素敵！素敵！」と大いに沸いた。


続く一曲は「上を向いて歩こう」。セカンドシングル「君を求めて」B盤のカップリングにも収録されていたこの1曲。この日は新浜自身が弾き語りを初披露。新浜のデビューと同じ2019年に作られたという宝石の方に輝くエメラルドグリーンのギターを抱えた新浜。新浜のために作られたような特別なギターを手に、緊張の一曲を伸びやかに歌唱、練習の成果を披露したその姿に視聴者からは「涙で画面が見えない」などの感動のコメントが相次いだ。

続いて郷ひろみの大ヒット曲「2億4千万の瞳」、自身の「佐原の町並み」、「離さない 離さない」（レオンの素顔がいっぱい盤）カップリングに収録した「また逢う日まで」、そして本編最後は自身のデビュー曲「離さない 離さない」と怒涛のアップナンバーで幕を閉じた。

アンコールでは、サンリオとのコラボレーションキャラクター「れおすけ」のTシャツにジーンズで登場した新浜。横には「れおすけ」も連れての登場だ。

そしてヘッドセットを付けた新浜が軽快に披露したのは「れおすけ」との初コラボレーション楽曲「レオれおダンス」。体操の要素の取り入れられたこの楽曲を新浜と「れおすけ」が仲良く披露した。そしてアンコール最後は「君を求めて ～ラブリーレオンVer.～」。フレーズの合間合間に「レオン！」「ラブリー」などの掛け声が入ったこのバージョン。今後のライブではお客さんと一体となって大いに盛り上がりそうだ。

「このステージに立てたことは本当に皆様のお陰です。心からの感謝の気持ちをいつまでも忘れず、一曲入魂で歌っていきます。また、この時期だからこその『今できる100%』を求めて、少しでも皆様に喜んでいただけるようにこれからも歌っていきます。今日このステージに立つことができた感動を忘れません」と力強く語った新浜。

太陽のように輝く笑顔を絶やさず歌い、そして語り続けた新浜レオン。その目には強い意志が感じられ、最後はその目が一層キラキラと輝いた。その姿に感動した視聴者からのコメント欄にはいつまでも熱い「レオン！」コール、「涙で画面が見えない」などの感動のメッセージが止まることがなかった。

新時代の幕開けにデビューした新浜レオン。デビュー2年目、時代を引っ張る存在に大きく成長した新浜が演歌・歌謡界「第7世代」代表として、ますます世間を驚かせ続けるに違いない。