アイアン・メイデンのA・スミス、ツアー中いつでも釣りができるようミミズを常備

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アイアン・メイデンのギタリスト、エイドリアン・スミスは、ツアー中の自由時間いつでも釣りができるよう、ミミズと共に旅しているそうだ。

◆エイドリアン・スミス画像、動画

彼は先週出版された自伝『Monsters of River and Rock: My Life as Iron Maiden’s Compulsive Angler』で、音楽だけでなく大好きな釣りについても執筆しており、アイアン・メイデンのツアー・スケジュールが決まるとすぐに公演先の近くに川がないか調べ、ツアー・バスにミミズを常備していると明かした。よく夜に釣りをし、川岸で寝ることさえあるそうだ。早朝散歩している人たちを当惑させているらしい。「ときどき、俺ってバカなのかって思うよ。夜中の2時に雨の中だろうが川岸に留まっているんだから(笑)。でも、それが好きなんだ」

子供のとき父に誘われ釣りの魅力に取りつかれたスミスは、何度か音楽が原因で釣りから離れたこともあったという。最初は10代半ば、ディープ・パープルの「Highway Star」を聴いたときだった。ロック・ミュージシャンになろうと決め、釣りはそれに似合わないと思ったそうだ。「リッチー・ブラックモアが鯉を捕ろうとしてるとこなんて想像できなかった」という。

そして80年代初め、「パブ・バンドからスタジアムを満杯にするアイアン・メイデン」に加入したとき、ロックンロールのライフスタイルに我を忘れ、釣りどころではなかったそうだ。「俺はキース・リチャーズではないが、数年、ちょっとクレイジーだった。でも、一度に7、8ヶ月、10ヶ月もツアーが続くと、あのライフスタイルは君をすり減らすだけなんだよ。80年代中には、タバコを止め、サッカーをプレイしたり釣りを再開するようになった」

また、鬱になったときも釣りに救われたという。

『Monsters of River and Rock: My Life as Iron Maiden’s Compulsive Angler』は、現時点、Amazon.co.ukでヘヴィ・メタル・ミュージシャンのバイオグラフィ部門だけでなく釣り部門でもベストセラー・ランキングの1位に輝いている。

Ako Suzuki



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