アイアン・メイデンのA・スミス「ギタリスト3人体制、すごく上手く行ってる」
アイアン・メイデンがデイヴ・マーレイ、エイドリアン・スミス、ヤニック・ガーズと3人のギタリストが結集し、ヘヴィなサウンドを構築していることについて、その1人、エイドリアン・スミスは、このユニークな体制は「とんでもなく酷いことになりかねない」が、彼らの場合「すごく上手く行っている」と話した。
スミスは『My Planet Rocks』のインタビューで、1999年、彼が復帰するにもかかわらず、ガーズがそのまま残るのが決まったときのことについて語った。「ああ、とんでもなく酷いことになる可能性もあった。そうだろ? イングウェイ(・マルムスティーン)が3人、もしくはリッチー・ブラックモアが3人いるとこ想像してみろ。上手く行かないだろ」
「デイヴと俺は長い付き合いだ。俺は最初、ヤンと俺は半分ずつ分けてプレイすればいいんじゃないかって思ったんだ。でも、スティーヴ(・ハリス)がこのクレイジーなアイディアを思いついた。ギタリスト3人って提案したんだ。そう言いだしたとき、俺がそこにいなかったのは残念だ。でも、俺ら、試してみることにしたんだよ」
「俺ら、ポルトガルに行ったんだ。倉庫でアイディアを出し合った。バイク・クラブみたいなとこだったよ。倉庫の中はバイクだらけだった。そこに立ち、顔を突き合わせた。誰かが、“何かアイディアあるか?”って言いだし、俺が“リフがある”って答えた。“The Wicker Man”だ。で、俺らそれをプレイし始めたんだ。ピッタリはまった。そこからだよ」
それまで2人のギタリストにより織りなされていたサウンドが壊れてしまうのではないかと恐れる人たちもいただろうが、スミスは「上手く行ってる。素晴らしいことにね。昔の曲では、ハーモニー、ソロのユニゾン、リフが増えた。すごくいい。特にライブでは功をなす」と満足しているそうだ。
エイドリアン・スミスは今週(9月3日)、初の自伝『Monsters of River and Rock: My Life as Iron Maiden’s Compulsive Angler』を出版する。
Ako Suzuki
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