「都市の森」から生まれたTaylor Gutairsの新しいギター、“Arban Ash”を使った「Builder’s Edition 324ce」
Taylor Guitarsから、自然保護活動の一環として「都市の森」から生まれた新しいギター、「Builder’s Edition 324ce」がリリースされた。300シリーズとしては初のBuilder’s Editionというだけでなく、木材にも注目が集まるモデルだ。
「都市の森」とは、都市圏の道路や学校、公園などに景観・環境のためなど目的をもって植えられた樹木のことを指す。現在アメリカの大きな都市部には推定55億本の樹木が生えており、郊外を含めると700億本もの数と言われている。これらの樹木は木自体の寿命や悪天候による倒木・区画整理などによって除去しなければならない時、管理している自治体は多くの場合、伐採した木材を薪や肥料などの比較的価値の低い製品に変えるか、もしくは廃棄処分にしてきた。
アフリカ・カメルーンでのEbony Projectやハワイでのコア原生林の復元など、環境保護活動に熱心に取り組んできたTaylor Guitarsは、数年前から熱帯など特定の地域の森林生態系の負担を軽減するため、この都市木材からギターを作るというアイデアを模索していた。
そこで生まれたまったく新しい木材“Urban Ash”を使用して作られたギターが、この「Builder’s Edition 324ce」だ。
今回初めて採用された“Urban Ash”のサウンドについて、Taylor Guitarsのマスタービルダーであるアンディ・パワーズは「良質なヴィンテージのマホガニーを連想させる」と、絶賛している。クリアなミッドレンジとリッチなローエンドにくっきりとした高音が作り出され、ストラミングとフィンガースタイル、両方のプレイヤーを満足させる仕上がりとなっている。
Builder’s Editionは、アンディ・パワーズが弾き心地を向上させる特別な仕様を加えたモデルとなる。「Builder’s Edition 324ce」は、サイド&バックに“Urban Ash”、トップにトロピカルマホガニーを採用。角のない面取りされたボディと指板エッジ、アームレストとベベルドカッタウェイ、21:1ギア比のGotoh 510チューナー、シビアなレコーディング時に衣擦れの音を軽減するサイレント・サテンフィニッシュなど、Builder’s Editionならではの仕様を備えている。ブレーシングは、十分なサスティーンとボリュームを提供する最新のV-Classブレーシングを採用している。
製品情報
価格:539,000円(税別)
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