テイラー、フルスケールギターに負けないコンパクトギター「GT（Grand Theater）シリーズ」登場

テイラーからコンパクトギターの新シリーズが登場。これまでにない新しいスケールを採用した「GT（Grand Theater）シリーズ」2機種がリリースされる。


近年、演奏スタイルや演奏環境が多様化してきたことで、コンパクトなボディサイズのアコースティックギターのニーズが世界的に高まっている。そこで、テイラーのマスタービルダーのアンディ・パワーズは、コンパクトなギターの魅力的な感触と、フルサイズのオールソリッドウッドギターのような豊かなトーンを併せ持った魅力的なギター、“Taylor GT（Grand Theater）”をデザインした。


Taylor GTのボディスタイルは、テイラーのラインナップで最大サイズのGrand Orchestra（GO）をダウンサイジングしたボディデザイン。スケールはこれまでにない24-1/8インチ（612.8mm）を採用した。これは「GS Mini」の23-1/2インチ（596.9mm）とGrand Concert（GC）の24-7/8インチ（631.8mm）の中間にあたる。

また、トップブレーシングは高い評価を得ているV-Classブレーシングをさらに発展させた“C-Class”ブレーシングを新たに採用。ボリュームとサスティンを強化するとともに、C-Classブレーシングが持つ独特な非対称パターンにより、コンパクトボディ＆短スケールでは表現しにくい低音域を強調している。


サイド＆バック材に採用された“アーバンアッシュ（Urban Ash）”はTaylor Guitarsが取り組んでいる自然保護活動の中で新たな木材で、ヴィンテージのマホガーにも似たパンチの効いたミッドレンジ、クリアで暖かい低音域、そして鮮明な高音域が特徴だ。

Taylor GTは、コンパクトで快適なプロポーション、テイラーならではの弾きやすいネック、フルスケール/単板ボディのギターに負けないサウンドを備えて、英国エル・カホン工場製、オールソリッドウッド、Aerocase付属で発売。ES2ピックアップ搭載モデル「GTe Urban Ash 」と、非搭載モデル「GT Urban Ash 」の2種類から選ぶことができる。