ザ・シャーラタンズ、ティム・バージェスのニューアルバム完成

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ザ・シャーラタンズのフロンマン、ティム・バージェスが2020年5月22日にBella Unionより5枚目となるソロアルバム『I Love The New Sky』をリリースした。

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アルバムからのファーストシングルは「Empathy For The Devil」で2月12日に公開された。フロントマン/シンガー/レーベルのボス/DJ/作家であるティム・バージェスは、長年にわたり多くの素晴らしいレコードに貢献。ザ・シャーラタンズの13枚のアルバムではティムの飽くことのないエネルギーがバンドの燃料となったが、本作でティムは新たな高みを獲得することとなったと言っていいだろう。

『I Love The New Sky』では、収録される12曲が全て自らの手によって書かれているという点で、過去の作品とは異なっている。「今まで自分は他の人と一緒に曲を書いてきた。2012年のアルバム『Oh No I Love You』ではラムチョップのカート・ワーグナーとナッシュヴィルで曲を書いた。2016年のアルバム『Same Language, Different Worlds』ではアーサー・ラッセルと仕事をするピーター・ゴードンとコラボレートした。しかし、このアルバムの曲は、ノーフォークの田舎で全て一人でアコースティックギターで書いたんだ。コードに注意を払い、ギターのラインがメロディをリードし、メロディが歌詞を導いた」とティムは語る。


アルバムでは彼のレーベル“O Genesis”よりアルバムをリリースするダニエル・オサリヴァンがアレンジやプロダクションを行うだけではなく、ベース、ドラム、ピアノもプレイをしているのも注目だ。またレコーディングのファーストセッションはストックポートのEveスタジオでザ・シャーラタンズのエンジニアを長年つとめるジム・スペンサーと行われ、ティム、ダニエル、ニック・ヴォイド(ファクトリー・フロア)が参加。その後、ジュリアン・コープ、コイル、スピリチュアライズド、エリザベス・フレイザーとの仕事で知られるシンセサイザー/キーボード奏者のサイポールサンドラことティム・ルイスとレコーディングを実施。1年間に及ぶアルバムのファイナルステージは、クラシック音楽をバックグラウンドとしたミュージシャンの集まりであるEcho CollectiveとブリュッセルのJetスタジオで行われたという。さらにO Genesisから作品をリリースするケール・ハー、アヴァンジャズのバイオリニストであるピーター・ブロデリックなどがゲスト参加している。


『アイ・ラヴ・ザ・ニュー・スカイ』

2020年6月3日(水)リリース
OTCD-6813 2,400円+税
発売元:ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ

■収録曲目:
1. Empathy For The Devil
2. Sweetheart Mercury
3. Comme D’Habitude
4. Sweet Old Sorry Me
5. Warhol Me
6. Lucky Creatures
7. The Mall
8. Timothy
9. Only Took A Year
10. I Got This
11. Undertow
12. Laurie

◆ティム・バージェス オフィシャルサイト(ビッグ・ナッシング)
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