ドン・ヘンリー、ケニー・ロジャースを追悼「僕のキャリア始動を助けてくれた」

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イーグルスのドン・ヘンリーが、3月20日に亡くなったカントリー・ミュージック界のレジェンド、ケニー・ロジャースを追悼した。ロジャースはヘンリーのメンターだったという。

◆ケニー・ロジャース画像

ヘンリーはイーグルス結成前の60年代後半、Shilohというバンドで活動しており、彼らがレコード契約を結ぶのを助けてくれたのがロジャースだった。ロジャースはShilohのメンバーをロサンゼルスに連れ出し、自分の家に住まわせ、彼らのアルバムをプロデュースした。

ヘンリーは、『Billboard』誌にこんな追悼文を寄せたという。

「とてつもない才能に加え、ケニーは寛大で面倒見のいい、僕らの多くにとって思慮深いメンターだった。彼は友人たち、家族、ミュージシャン仲間、ファンたちを愛し、彼らから愛されてきた。50年前、“ザ・ギャンブラー”は、テキサスの小さな町にいた僕と僕の最初のバンドに賭けた。寛大な彼のサポートのおかげで、僕を含め、たくさんのキャリアが始動した。彼はそれに、最高のアドバイスもいくつかくれた。“上昇中のとき出会う人たちにはナイスにしたほうがいい。なぜなら、後退したときに同じ人たちに会うことになるから”と」

「ケニーはここしばらく、多くの健康問題に苦しんできた。彼は可能な限り果敢に闘っていたが、疲れ、去る心構えはできていた。6週間ほど前、病院にいる彼を訪ね、彼がこれまで僕にしてきてくれたこと全てに感謝を伝えることができ良かった。RIP, 友よ。僕に与えてくれた喜び全てに感謝」

ロジャースは3月20日夜、自宅で家族に囲まれる中、永眠した。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、葬儀は内輪のみとし、あらためて追悼会を開くという。

Ako Suzuki
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