全英アルバム・チャート、元ビューティフル・サウスの2人が1位

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今週のUKアルバム・チャートは、ザ・ビューティフル・サウスのメンバーだった2人、ポール・ヒートンとジャクリーン・アボットが共作した『Manchester Calling』が初登場で1位を獲得した。80年代後半に結成されたザ・ビューティフル・サウスは1989~2000年、7枚のスタジオ・アルバム全てがトップ10圏内に入り、『Blue Is The Colour』(1996年)、『Quench』(1998年)で1位に輝いた。

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ヒートンとアボットは2011年にコラボを開始し、2014年にリリースした1stアルバム『What Have We Become?』は3位、セカンド『Wisdom, Laughter And Lines』(2015年)は4位、前作『Crooked Calypso』(2017年)は2位をマークした。2人のプロジェクトでは、新作が初の全英1位となった。

先週トップだったルイス・キャパルディの『Divinely Uninspired To A Hellish Extent』は2位に後退。ラッパー、リル・ウージー・ヴァートの2枚目のスタジオ・アルバム『Eternal Atake』が3位に、スコットランドの国民的バンド、ディーコン・ブルーの9枚目『City Of Love』が4位に初登場した。ディーコン・ブルーのスタジオ・アルバムが全英トップ10に入るのは1993年発表の『Whatever You Say, Say Nothing』以来27年ぶり(ベスト盤を含むと26年ぶり)だった。

今週はこのほか、アメリカのシンガー・ソングライター、ラウヴのデビュー作『How I’m Feeling』が9位にチャート・インしている。



シングル・チャートは先週と変わらず、ザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」が1位に輝き、これで非連続5週目のNO.1となった。2位も同じく、SAINt JHNの「Roses」がキープ。3位にAJ Tracey、Tay Keithをフィーチャーした英国人のラッパー、Aitchの「Rain」が初登場した。



今週はこのほか、デュア・リパの新曲「Physical」が先週の13位から8位に上昇し、7枚目(フィーチャリングを除く)のトップ10シングルが誕生した。デュア・リパは今週、「Don’t Start Now」(5位)と「Physical」の2曲がトップ10入りしている。

Ako Suzuki
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