オジー・オズボーンの表情が切ない、懐古の念に溢れる「ORDINARY MAN」のMV公開

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オジー・オズボーンが、最新アルバムのタイトル・ソングでもある、エルトン・ジョンとコラボした曲「ORDINARY MAN」のミュージック・ビデオを公開した。

◆オジー・オズボーン MV、画像

幼少期から現在までのオジーの半生を振り返るドキュメンタリー・タッチのビデオで、スクリーンに映し出されたそれを鑑賞するオジーの姿が挿入されている。

過去の貴重な映像を堪能できるだけでなく、始終、感慨深そうにスクリーンを見つめるオジーの表情が切ない。故ランディ・ローズが現れたシーンでは額に手を当てうつむき、幼かった子供たちの登場には笑顔を見せた。瀕死の状態に陥った、2003年に起きた四輪バイクの事故直後の映像も収められている。


プレス・リリースでは、「この映像から伝わってくるのは、“馬鹿なことをたくさんやってきたが、いつだって一番大切にしてきたのは、愛する家族、ステージ、そしてファンなんだ”というオジーのメッセージ。この曲の歌詞にある《さよならは言いたくない。それでお前の気が済むにせよ、すべてお前のためにしてきたんだ》《色褪せても俺を忘れないでくれ。明かりが消えれば空っぽのステージが残るだけ》《俺は悪い男だった。お袋を泣かせておいて、なぜ今も生きているのか分からない。でも正直言って月並みな男で終わりたくはないんだ》とリンクした、まさに“オジー・オズボーン”というひとりの男、父親、そしてアーティストとしての偽らざる心情を映し出した内容となっている」と解説している。

オジーは、先月発表したニュー・アルバム『ORDINARY MAN』から、これまでにいくつかのミュージック・ビデオを公開しているが、懐古的な内容のものが多い。「Under The Graveyard」のビデオでは、70年代、依存症だった彼を救ったシャロンとの物語を描き、「Scary Little Green Man」のティーザーでは俳優のジェイソン・モモアがコウモリを食いちぎるシーンがフィーチャーされた。

Ako Suzuki
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