ニール・ヤング、50年以上の友人、マネージャーの死を追悼
ニール・ヤングの長年のマネージャー、エリオット・ロバーツ氏が6月21日、76歳で亡くなり、ヤングが追悼の言葉をオフィシャル・サイト(Neilyoungarchives.com)に掲載した。
◆追悼メッセージ
「50年以上に渡る僕の友人、エリオット・ロバーツが亡くなった。僕らはみんな、悲しみに打ちひしがれている。でも、エリオットがどれほど素晴らしい人間だったか伝えたい。自分のことは考えず、他人を優先する。50年以上の友情、笑い、僕の人生のマネージメント、僕らのアートを守る上で、彼がしたのはそれだった」「世界のどこであろうが、ほかの業務があろうが、彼はできる限り、常にステージの横にいてくれた。エリオットは並外れた機知に富みこの世で一番面白く、愛で溢れていた。彼が何を言い出すかわからなかったが、ほとんど常に笑いが訪れた」
「エリオットは長い間、この世界で僕のベスト・フレンドだった」「僕らは毎日話してた。日に何度も電話することもあった。口論、検討、計画、共有。彼は僕のためにそこにおり、僕の音楽を守ってくれていた」「僕にとってこの世界は永遠に変わってしまった」「エリオット・ロバーツは史上最も偉大なマネージャーだった。エリオット、ギグで会おう」
ロバーツ氏は、ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、クロスビー、スティルス&ナッシュ、トム・ペティ、イーグルスらをマネージメントしていたこともあり、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、アメリカ、シェリル・クロウらからも追悼の言葉が上がっている。
パール・ジャムのマネージャー、ケリー・カーティス氏は、「多くのマネージャーが僕からパール・ジャムを取り上げようとする中、エリオットは僕に素晴らしい忠告をくれた…自分のバンドのことで謝罪するなと…。あるとき誰かが彼に、なぜ僕にそんなにナイスなんだって訊いた。すごくエリオットらしく、彼はこう答えてた。“冗談だろ? 彼は明日、バスに轢かれるかもしれない。そうしたら、僕がパール・ジャムを手に入れることができるじゃないか”って。僕が隣にいたんだけどね…。笑っちゃったよ」と綴った。
Ako Suzuki
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