イングヴェイ・マルムスティーン、世界初“破壊不可能なギター”に挑戦

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スウェーデンの工作機械メーカーSandvik(サンドビック)が、史上最強の鋼構造、3Dプリントのチタン製ボディを持つ“世界初の耐破壊ギター”を製作。7歳のころから100本以上のギターを破壊してきたというイングヴェイ・マルムスティーンに“究極の耐性テスト”を行なってもらった。

◆公開された動画

Sandvikは今週、その映像(日本語字幕付き)を公開した。マルムスティーンはあらゆる方法でギターを破壊しようとするがギターはびくともせず、マルムスティーンは「ボクシングの試合を終えた気分だ。しかも12ラウンド」「獣…まさに獣だ」とのお墨付きを与えた。彼は、その何をしても壊れなかったギターをプレイし、高々と掲げ「ギターを破壊するのは無理だが…ギターで破壊できるものがある」と謳った(負け惜しみ?)。



Sandvikは、このギターの制作過程およびマルムスティーンのインタビュー、テストの模様を収めたロング・ヴァージョンの映像も公開。折れやすく、マルムスティーンが「俺にとって重要。最重視している」と表したネックの部分はボディと一体化し、世界初となる100%ステンレス製、さらに最強ながら最軽量な構造を実現できたそうだ。



Sandvikはこのギターを「ユニークで高品質で博物館に展示されてもいいほど」と自負しているが、製作の目的は彼らの持つ技術のデモンストレーションで、現時点、一般販売は予定していないようだ。

Ako Suzuki
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