フェンダー、伝説のピックアップマスターの技術を受け継いだ唯一の後継者が手がけた最新ピックアップが限定販売

ポスト

フェンダーの最高峰ラインであるFender Custom Shopから、マスタービルトモデルに搭載されるピックアップを手がけるピックアップマスター、ホセフィーナ・カンポスが製作したピックアップ「Josefina Handwound Tomatillo Stratocaster Pickups」が限定発売。新品のStratocasterのピックアップをこれに載せ替えることで、ヴィンテージギターさながらのトーンを手に入れることができる。


ピックアップマスターのホセフィーナ・カンポスは、フェンダーの歴史の中でも伝説的なピックアップ職人、アビゲイル・イバラに長年師事。現在ではその唯一の後継者として、Fender Custom Shopのマスタービルダーから高い信頼を得ている。サウンドに強いこだわりのある数々のアーティストモデルをはじめ、ほとんどのマスタービルトモデルに採用される彼女のピックアップは、フェンダーサウンドの代名詞であり、Stratocasterトーン最大の特徴とも言える、唯一無二の美しい鈴なり感を出すために、ひとつひとつ丁寧にハンドワウンドで製作されている。

※ マスタービルト: Fender Custom Shopの匠であるマスタービルダーが全ての工程において徹底した監修を行い、木材の選定からネックの仕上げなど自らが直接手をかけて仕上げるモデルのこと。


▲ホセフィーナ・カンポスは、“伝説のピックアップ・アーィスト”として知られるアビゲイル・イバラの後継者として、イバラの“手巻き術”を引き継いだピックアップマスター。フェンダー勤続27年、熟練の手さばきで巻かれたコイルワイヤーの恩恵に授かるプロは枚挙にいとまがない。今回発売の最新ピックアップには認定証が付属する(写真右)。

「Josefina Handwound Tomatillo Stratocaster Pickups」は、現存する1950年代のStratocasterのトーンを再現するというコンセプトのもと、当時使われていたピックアップのポールピース(1950年代の定番であるアルニコ5)よりも磁力の弱いアルニコ2を使うことで、経年変化によって枯れた独特のサウンドを再現している。この最新のピックアップは、レオ・フェンダーが確立したフェンダー創成期のStratocasterトーンを基調としており、現在のFender Custom Shopで製開発ヴァイスプレジデントを務めるマイク・ルイスが、彼の長年の経験から作り上げたピックアップ「Ancho Poblano」および「El Diablo」と同様のデザインに基づいて作られている。おもな特徴は以下のとおり。

・1950年代のStratocaster同様、FORMVARワイヤーをコイル線に使用したハウンドワンドピックアップ
・代表的な1950年代のStratocasterと同じ形状に面取りされたアルニコ2マグネットのポールピース
・シェラック溶剤によるポッティング処理
・ハーフトーン時にハムキャンセル仕様となる逆巻き、逆磁極(RWRP)のミドルピックアップ
・厚手のクロス素材で覆われたリード線

ヴィンテージギターさながらのトーンを手に入れることができる「Josefina Handwound Tomatillo Stratocaster Pickups」は、国内30個の限定販売。Fender Custom Shop認定証が付属する。

製品情報

◆Josefina Handwound Tomatillo Stratocaster Pickups
価格:60,000円(税別)
発売日:2019年3月15日
この記事をポスト

この記事の関連情報