ケイシー・マスグレイヴス、デュア・リパら、グラミー受賞に喜びのコメント
▲ケイシー・マスグレイヴス
現地時間2月10日(日)、米ロサンゼルスのステープルズ・センターで第61回グラミー賞が開催された。
今回のグラミー賞では、チャイルディッシュ・ガンビーノが年間最優秀レコードおよび年間最優秀楽曲を含む4冠、ケイシー・マスグレイヴスが年間最優秀アルバムを含む4冠を達成し、共に最多受賞となった。レディー・ガガとブランディ・カーライルが3部門受賞でこれに続き、デュア・リパは最優秀新人賞と最優秀ダンス・レコーディングの2部門で受賞に輝いている。
▲デュア・リパ
▲ブランディ・カーライル
最優秀ミュージック・ビデオを受賞したチャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」のディレクター、ヒロ・ムライに続いて、ケイシー・マスグレイヴス、デュア・リパ、ブランディ・カーライルの3人からも喜びのコメントが到着した。
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■ケイシー・マスグレイヴス(受賞部門:年間最優秀アルバム、最優秀カントリー・パフォーマンス(ソロ)、最優秀カントリー・ソング、最優秀カントリー・アルバム)
──ソングライターとして、今回の受賞をどう受け止めていらっしゃいますか?
自分が心に感じたことしか書かないし、そうでなければ歌うこともできない。歌っても楽しくないし、興味もない。人間みんな同じ感情を持っているので、注意を払えばそこに気づくはず。それが歌であるべきだし、私が聴きたいのもそんな曲なのです。
──女性受賞者が多かった今夜は特別な日として記憶されると思いますか?
音楽にとって必要なことでしょうね。(今回の女性の活躍に)加われて嬉しい。全ての人が女性による音楽を好きではないかもしれないけど、女性の声がみんなに届く機会になれば良いと思います。
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■デュア・リパ(受賞部門:最優秀新人賞、最優秀ダンス・レコーディング)
──過去にも様々な賞を受賞されていますが、初のグラミー賞には特別な思いがありますか?
クレイジーね。イギリス出身のアーティストにとってグラミー賞は特別よ。もっともっと頑張らなきゃ、そして、謙虚な気持ちにもなる、そんな今までにない素晴らしい気持ちだわ。
──スピーチで最後が切れてしまいましたが、何を言いたかったのですか?
スピーチでは迷走しちゃって……感謝を伝えたかった名前があるのに、全て思い出せなくて。ファンには感謝しています。レーベルにも感謝しているけど、スピーチでは言えなかった。アメリカに来てからずっとチームも含め支えてくれてきたから。あと、家族や友人にも感謝しています。また私をインスパイアしてくれた全てのアーティストにも。最後に、どこ出身でどんな背景があろうとも、夢は追い求められる、って言いたいわ。
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■ブランディ・カーライル(受賞部門:最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス、最優秀アメリカン・ルーツ・ソング、最優秀アメリカーナ・アルバム)
──ジャンルについて
ジャンルはそんなに気にしません。それは聴く人にプラットホームを与えるもの。でも、アメリカのルーツの賞をもらったことには大きな意味があると思います。
──女性が多数受賞したことについて
1990年代は女性が活躍した時代でした。コンサートでもラジオでも女性があふれていて。それから20年は女性の活躍がなくて悲しかった。今年はこれからの未来に希望を与える年になりました。ゲイで娘を持つ母親にとってもね。
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写真:Getty Images
■番組情報
放送日:2019年2月11日(月・祝)よる10:00 [WOWOWライブ] ※字幕版
[リピート放送]
『第61回グラミー賞授賞式』
放送日:2019年3月31日(日)午後3:00 [WOWOWライブ] ※字幕版
特設サイト: https://www.wowow.co.jp/music/grammy/